(イラスト/hoco)
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マスターズ女子60歳以上世界記録保持者の弓削田眞理子さん(64歳)。
フルマラソン「3時間30分切り」を目指す、ランナーズ+inチーム「330の会」ではコーチを務め“弓削田先生”として絶大な人気を誇り、目標達成者を続出させています。
そんな弓削田先生が、フルマラソン「3時間30分切り」を目指すランナーにノウハウを伝授する新連載がランナーズ6月号からスタートしました。
本誌では330への基本の五箇条や1週間の練習メニュー、過去の誌面で発言した弓削田語録を紹介しています。
今回は、連載開始に向けた弓削田先生のメッセージを紹介します。
私は昨年11月からランナーズ+inチームでコーチをしています。
この連載ではその中で気づいたことを含めながら、皆さんの目標達成に向けて全力でサポートしていきます。
まずお伝えしたいのは「3時間30分は誰もが切れる」ということです。
もちろん、個人個人によって難しさが異なるのは理解していますが、読者の多くは40~50代の男性だと聞いています。ならば、64歳(で女性)の私がサブスリーを狙っているのに、皆さんが3時間30分を切れない理由はないでしょう!
「忙しい」「練習する時間がない」という人がいるかもしれませんが、ノーベル賞を受賞された山中伸弥教授はご多忙な中、60歳で3時間20分の自己ベストを出されています。
以前、知人の女性から「3時間30分を切りたい」と相談されたことがありました。彼女は最初はキロ5分でインターバル走をするとゼエゼエハアハアしていました。でも、毎週私と一緒にスピード走を続けていると、2019年のさいたま国際マラソンで達成できたんです。この経験から、きちんとトレーニングを積み重ねれば3時30分は切れると感じました。
その上で、何よりも大切なのは「本気で3時間30分を切りたいと思う」こと。
皆さんにはまず「何月何日のレースで記録を出す」という具体的な目標を設定することをお願いします。
「いつかは出したい」ではなく、具体的な大会を決めることで、そこに向けて計画をつくることができ、今何をしないといけないか、本気になって考え、努力することができます。
それから、「どんな時も絶対にあきらめない」。この精神で臨んでください。
私は24歳の初マラソンが3時間9分で、その時からサブスリーの夢を持ち続けました。4人の子どもを育てながら、どんなに忙しくても毎日生活の中にトレーニングを入れ続けました。子どもたちに夕食を食べさせたあと、近所を20分だけでも走ったり、自転車通勤や通勤ランをしたり、それでも走る時間がない時は寝る前に筋トレをしました。こうした取り組みをしていたからこそ、思う存分走れるようになった50代から記録が伸び、58歳で初サブスリーができました。
「自分は3時間30分が切れるのだろうか?」と不安に思っている方も、夢を諦めずに努力を続けてください。
本気でランニングと向き合えば、必ず切れます!
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弓削田先生は現在募集中のランナーズ+inチーム(第4期)では「330+αの会」を担当。
あなたも今シーズン、“弓削田マジック” にかかってみませんか?
また入会者だけが参加できるリアル練習会も4月30日(日)開催。
締切は4月27日(木)となりますので、お早めにお申し込みください。
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さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
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東京2025世界陸上競技選手権大会
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東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
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