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腰の故障で走ることができなかった時期を経て、昨年大会出場を再開した埼玉県朝霞市の木村 幸宏さん(48歳)。
週に2日、土日しか練習できないという環境の中で、できる限りのトレーニングをしてサブフォーに挑戦しようとしています。
木村さんがフルマラソン完走を目指して走り始めたのは40歳のとき。
翌2016年にさいたま国際マラソンを初マラソンとして完走。
それから3年連続同大会に出場し、下の記録で分かるように4年間で着実に走力をつけていきました。
2016年 5時間08分8秒(初マラソン)
2017年 4時間44分16秒
2018年 4時間09分30秒(ベストタイム)
そろそろサブフォーが視野に入ってきた頃、腰を痛めてしまいます。
「2019年から2年間は走ることができず、コロナの時期と重なってすっかりランニングから遠ざかってしまいました」
その後少しずつ走り始めて、レースを再開したのは昨年のこと。
先日開催された京都マラソン2023では4時間42分22秒という以前からは程遠い記録でした。
「脚筋力が落ちてしまい、走っていても脚が前に出ず、ペースが上げられない感じです」(木村さん)
それでもよかったのは、後半落ちずにイーブンで最後まで走れたことと言います。
以前のようにペースが上げられるようにもっていくことが目下の課題ですが、最大の悩みは仕事のない週末しか練習できないこと。
土日の早朝に走って、月平均の走行距離は概ね100km前後になります。
・土曜日 早めのペースで、やや短い距離を・・・キロ5分半くらいのペースで10km程度
・日曜日 ゆっくりめのペースで長めの練習・・・キロ6分~6分半くらいで15〜20km程度
平日走らなくても何かできることはあるのか?
模索しつつ、あと1歩届かなかったサブフォーを目指して頑張っています。
![]() 2023京都マラソン
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忙しい人たちは、こんな方法でトレーニングしています
月刊ランナーズには、これまで多くの多忙なビジネスマンランナーが登場してきました。
工夫している人たちの共通点は、移動や隙間時間に、走るだけにこだわらずとにかく身体を動かしていること。
iPS細胞の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞している山中伸弥教授は、時には空港の待ち時間にそのときの服装のまま空港内を走り、月間300kmをキープしたそう。
常に手元にランニングシューズを置いて、少し時間があれば走れるようにしているお寿司屋さんや、ポロシャツ&コットンパンツという仕事着のまま、通勤から移動すべてをスロージョグするという方も誌面に登場しました。
また、走れなくても通勤で往復1時間歩いたり、自宅や職場の階段を上り下りして筋力キープする方や、隙間時間に片脚立ち、ランジ、スクワットを実践している人など工夫は様々。
「30分以上時間がないと練習できない」「着替えないと走れない」と思い込まないことが重要なようです。
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埼玉県朝霞市在住。
中学高校では陸上部で短距離専門。
フルマラソンに出場しようと走り始めたのは40歳のとき。
2016年のさいたま国際マラソンで初フル完走。
ベストタイムは4時間09分30秒(2018年のさいたま国際マラソン)。
サブフォーを目指せるところまでいきながら腰の故障で2年間のブランクを経て昨年レース出場を再開。
以前のような走りを取り戻して、やり残したサブフォー達成を目指しています。
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サブフォー挑戦をサポートするレース「Challenge 4」は、サブフォーに必要なギアやトレーニングをエントリーからレースまでの期間、完全サポート。
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開催日&会場
大阪会場:5月14日(日)@淀川河川公園
東京会場:5月27日(土)@国立競技場
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ランナーズ9月号 7月22日発売!
短期連載「100日間でサブフォー達成!」
8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?
偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない
2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。
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6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
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