![]() 1月29日に開催された勝田全国マラソン。フィニッシュ地点の時計が示すのは3時間59分59秒(写真/軍記ひろし)
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鍼灸師兼ランニングコーチの柳秀雄先生(56歳)がコロナ禍で走力と気力が低下したランナーを復活させる連載「柳マラソン復活道場」。
現在発売中のランナーズ3月号ではサブフォー以内を目指すランナーに向けたフルマラソン1カ月半前からのトレーニングを紹介しています。
今回はその一部を紹介します。
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こんにちは、柳秀雄です。
今回は3〜4月に3年ぶりのフルマラソンを控えているランナーに向けて、レース1カ月半前からやるべきトレーニングについてご紹介します。
マラソン間際にスピード、心肺機能、筋持久力を徹底的に鍛え上げる3週間をつくることで、マラソンに向けての身体づくりを仕上げていこう、という内容です。
すでに走りの感覚が戻ってきた、という方も重要な3週間になりますので、ぜひ取り組んでいただきたいです。
まず、マラソン直前の2週間は疲労抜きをしますので、「徹底強化の3週間」はそれまでに終わらせましょう。
この期間の基本的な流れは平日にスピード走、週末にペース走とロング走のセット練習を行って、マラソンに直結するスタミナを鍛え上げます(その他の日は週1〜3回ジョギング)。
普段キツい練習を週1回程度しかしていない方にはハードルが高いかもしれませんが、短期間にこれらの練習を繰り返し行うことがポイントです。「この3週間だけは」と思って頑張りましょう。
そして、故障しないように入浴や栄養のある食事、睡眠時間の確保、さらにセルフマッサージやストレッチと日常生活にも気を配ってください。せっかくいい練習をしても、故障してはもったいないですから。
やなぎ・ひでお
表参道柳鍼灸院院長。48歳だった2014年にランニングを始め、51歳だった2018年の別大マラソンで2時間58分26秒の初サブスリー、20年には53歳で2時間53分4秒。
現在は柳鍼灸院ランニングクラブでトレーニング指導も行う。
自身もコロナ禍で練習量が減り、現在は「復活」に向けてトレーニング中。
1966年生まれ、兵庫県出身。
現在発売中のランナーズ3月号では、3週間のメニュー例や他のポイントを掲載しています。
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ランナーズ5月号 3月22日発売!
万国共通「走る力は生きる力」
3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。
40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー
今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。
世界のレジェンドたちに聞いた!
加齢に打ち克つ究極の「My Training」
年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。
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