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レース1カ月前からは体力を高めることより、その体力を発揮するために必要なペース感覚を養成することが重要。
そのために欠かせないのがペース走(一定距離を一定ペース走るトレーニング)です。
Y・Yさん(41歳)は、念願のサブフォーを達成して以来、3年続けて毎年3時間台で走ることができています。
そのために重視しているのが、レース1カ月前から週に2回、キロ5分30秒で行う10kmのペース走です。
レースではキロ5分前半で走り始め、後半どこまで粘れるかに挑戦しています。
25km前後から少しずつペースダウンしても、大崩れはせず毎回3時間台でまとめらているのは、
「走り始めてすぐに『これ以上ペースを上げたら、歩いてしまうくらいバテる』というのが分かるから」。
週2回のペース走が、このペース感覚養成に役立っていることを実感していると言います。
「ペース走は」意思、筋肉、神経などの協調性を高めるトレーニング。
「キロ●分で走る」という意思と、実際走ったスピードの誤差のチェックを繰り返し行うことによって協調性が高まり、ペース感覚が身に付きます。
ペース感覚が身につけば、いま発揮しているスピードが自分にとってどの程度の強度なのかも分かるようになります。
それをうまく本番までの調整で身に付けられたのが、上記のY・Yさんの例です。
前半少しペースが速くても、大失速しないのは、基盤となるレースペースの感覚が身体に擦り込まれているから。
ペース走を何度も行うことで、ペースアップ&ダウンの判断を適切に下せるようになるのです。
※月刊ランナーズより抜粋
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