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大会前1カ月間の調整で、納得のレースができたというランナーの例を紹介します。
H・Oさん(38歳)は商社に勤める女性ランナー。
前年、つくばマラソンで出した3時間39分という記録を、翌年の同大会で3時間26分53秒という記録で塗り替えました。
このときに行った、レースを利用した調整法を紹介しましょう。
【5週間前】
海外のフルマラソンに出場し、3時間46分50秒で完走。
かなり限界だったので「1カ月後のつくばで3時間半切りなんてできるのだろうか?」と不安に。
●ポイント
レース1カ月前に課題が見つかったのは良い点です。
【4週間前】
国内のハーフマラソンに出場。
時差ボケと前週のフルの疲労で終始「早く終わりたい」という気持ちでしたが、なんとか1時間42分2秒で完走。
●ポイント
前週のフルの疲労が残る中、ガマンして走り切れたことが素晴らしい!
【3週間前】
レースペースでの1km×12本を行い、1日空けて同じメニューを反復。
●ポイント
レースでのペース感覚をつかむには有効な方法です。
【2週間前】
練習で10kmのレースに出場。
「アップを長めに30分+流し5本」と、たっぷり動いてから出走。
感覚的には脚が全然動かなかったが、タイムは自己ベスト。
●ポイント
脚に負荷をかけてから走っているのが良い点。
10km走がフル対策になっています。
【1週間前】
15kmのんびりジョグを実施。
●ポイント
ゆっくりでも、やや長めの距離を踏んでおくことで、調子が上がり過ぎるのを抑えられています。
【当日】
中間地点で目標のサブ3.5ぎりぎりのペース。
終盤失速が許されない状況となったけれど、最後までイーブンペースで粘ることができ、3時間30分切を達成できました!
※月刊ランナーズより抜粋
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