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70代以上のランナーに「元気になが~く走る続けるための極意」を学ぶ第一弾。
熊本県のS・Aさん(85歳)と妻のM・Aさん(80歳)は、過去に20年間42kmを歩き、走り続けた夫婦としてギネス認定をうけています。
まだ勤めていた頃、自宅から職場までの往復12kmの道のりをランニングで13年間通ったS・Aさん。
一方、妻のM・Aさんも同じコースをウォーキングで17年間通い続けたことが、その後の基礎体力につながったと言います。
あるとき、ひざを傷めて走れなくなってしまった夫は、ウォーキングに切り替えて妻と一緒歩くようになりました。
10kmから徐々に増やして42km歩けるようになったら、いつしかもとのように走れるようになっていたと言います。
それからというもの、1週間に一度42kmを歩いたり走ったりするようになり、それを20年間続けたのです。
「ひざを故障してしまったときはつらかったけど…」
気持ちを切り替えてウォーキングすることで再び走れる身体に戻ったこと。
夫婦一緒に歩き続けるうち、いつしか妻も走れるようになり、78歳にして初フルを完走したこと。
夫婦で同じ趣味をもち、共通の話題も多くなって、駅伝やマラソンを見るのも楽しくなったことなど、思い返すといいことばかりでした。
レース出場は、普段会えないラン友に会えるのが楽しみだと言います。
そしてレース時の心得は「自分の前年の記録に挑戦すること」。
「年寄りの冷や水なんて言われるかもしれないけど、若い人には気力も体力も負けません。85年間生きてきていちばんよかったのは、走ってきたことだと思ってます」
フルマラソンは88歳まで、10kmは100歳まで走ることが目標だそうです。
※月刊ランナーズより抜粋
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