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ランニングが健康に良いということは、さまざまな実験によって証明されています。
心疾患や高血圧、がんに対する予防など、その効果は多岐にわたります。
2008年にスタンフォード大学が19年間の追跡調査の結果、ランナーの死亡率は非ランナーのそれよりも低いこと、健康によいだけでなく、長寿にも寄与することを証明しました。
さらにその後、ドイツのザールラント大学でこんな実験が行われました。
平均年齢20歳のプロの陸上選手(1週間の平均走行距離73km)と、平均年齢51歳で平均35年間運動を続けてきた一般のスポーツ愛好家(1週間の平均走行距離80km)、そして双方とほぼ同年齢で運動をしない人たち、という合計4グループを設け、細胞内のテロメアの長さを測定しました。
テロメアとは、近年注目を集めている物質で、これが長いほど生物の寿命は長くなると言われています。
その結果、どちらも運動をしているグループのほうがテロメアが長いという結果でした。
ランニングが長寿にいいことは、細胞レベルでも証明されたことになります。
ではどのようにすれば、元気に1日でも長く走り続けることができるのか?
その極意を70歳以上の、シニアランナーの皆さんから集めてみると、こんな共通点が見えてきました。
・人と競わない。競うのは昨年の自分
・暴飲暴食は厳禁だけど、お酒は適度にたしなむ人も多い
・走るのは早朝からで、午前中という人が多い
・ただ走るだけでなく、大会にエントリーしてモチベーションを保つ
・自分のペース、リズムを崩さない
・まわりの人を安心させる(心配させない)
・おじいちゃん、おばあちゃんとは呼ばせない!
・常に好奇心旺盛。ただし「できることから」無理せずやる
・「継続は力なり」を大事にしている
※月刊ランナーズより抜粋
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