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職業「レースディレクター」 東京マラソン・早野忠昭さん

2022年10月13日
有明にある東京マラソン財団の自室で(写真/北川外志廣)
有明にある東京マラソン財団の自室で(写真/北川外志廣)

10月に入りマラソンシーズンに突入しました。
10月16日(日)には、一般財団法人東京マラソン財団が主催する「東京レガシーハーフマラソン2022」が初開催されます。
今大会は東京2020オリンピックを機に高まったスポーツへの気運を末永く継承していくため、コースは国立競技場をスタート・フィニッシュとした東京2020パラリンピックのマラソンコースを活用したものです。

初開催の今大会、準備の中心を担っているのが「レースディレクター」です。
馴染みの薄かったその肩書きが知られるようになったのは、東京マラソンでオートバイに乗って集団をリードする姿が印象に残る早野忠昭さんの存在です。

現在発売のランナーズ11月号では、レガシーハーフ、東京マラソンのレースディレクターを務める早野忠昭さんにどんな職業かインタビューした記事を掲載しています。
今回はその一部を紹介します。

東京レガシーハーフマラソン2022



――レースディレクターはどんな仕事か分かりやすく説明してください。

「東京マラソンの話になりますが、まずはプロデューサーですね。
エリート部門での強化が大切な仕事で、一般的にはスター選手を呼ぶとか、記録を出すとか、そういう評価かもしれませんが、多くのランナーにとって魅力のある舞台を作るのが仕事です。都市マラソンには3万人、5万人のランナーが走ります。それぞれの参加者が思い出深く、また走りたいと思えるレースにしたいわけです。魅力には様々あります。記録もそうでしょうが、コース、ホスピタリティー、給水などの施設、医療体制、様々な面のレベル向上が求められます。エリートレースはそうした様々な要素のメインにあって、格と質を求められます。全体のプランと細かな演出が大事になります。」


(聞き手/武田薫)


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