「走っているのに、下っ腹の『ぽっこり』が戻らないのはなぜ?」…ランニングによって減量がうまくいっている人でも、なぜか「現状維持」されてしまいやすいゾーンが下っ腹。本来、有酸素運動によって身体全体の脂肪やウエストと一緒に凹んでいくはずなのに…! その解決法は、下っ腹を刺激する筋肉の使い方にあり。走る前後の5分程度でできる「ちょこっと筋トレ」で、お腹を凹ます筋肉を目覚めさせましょう!
ぽっこりお腹を解消すべく腹筋をいじめ抜く(!)体幹強化トレーニングの後にぜひ取り入れてほしいのが、今回ご紹介する「阿波おどり」の動きをベースにした筋トレです。
「阿波おどり」は、傍から見る以上に身体への負荷が高い踊り。最初は5分も踊っていると疲れてしまうほどです。「男踊り」と「女踊り」の2種類があるこの伝統的な踊りには、ぽっこりに効く筋トレ要素がたっぷり。
まず「男踊り」は腰をぐっと落としたスクワット姿勢が基本です。女踊りは骨盤を起こして腰と大腿部を引き上げる、もも上げやスキップのような動きが特徴。
他の筋トレで体幹が疲労した状態でこの「阿波おどり筋トレ」を加えて行うことで、マラソン後半に身体がブレたり崩れたりしない、安定したフォームで走り切れる筋力を養えます。2拍子のリズムに乗り、楽しく取り組んでみてください!
★もも上げ(阿波踊り「女踊り」の応用)
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<やり方>
1拍目:直立し、両腕をまっすぐ前に伸ばします。
2拍目:片脚の太ももを上げ、両ひじを肩から真後ろに引きます。
・1拍目⇔2拍目の動きを、上げる太ももを左右交代しながら2拍子のリズムに合わせて行います。
・左右各2回ずつ、合計4回で1セット。それを10回で計40回。太ももを下ろすときに少し手前につき、前進していってもOK!
★ポイント
・骨盤を起こして重心を高く保つことを意識しましょう!
★中腰ステップ(男踊りの応用)
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<やり方>
1拍目:両ひざをつけて、腰をぐっと真下に落とします。上半身は胸を張り、両腕を横に伸ばして両ひじを曲げます。
2拍目:重心の高さを低く保ったまま、片方の足を前方に「ちょん」とつき、元の位置に引き戻します。両腕はつま先をつくときに身体の正面で閉じます。
・1⇔2拍目の動きを2拍子のリズムに合わせて行います。
・足を「ちょん」とつく動きは、左右各2回ずつ、合計4回で1セット。それを10回で、計40回行いましょう。各2回目の「ちょん」を戻す際に少し手前につき、前進するのも良いトレーニングになります。
★ポイント
・2拍子のリズムで軽快に行いましょう!
イラスト/庄司猛
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