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今話題の「日本版エチオピアン練習」!強さの源は「ジグザグ走」

2022年6月22日
写真はトラック練習。ジョグは「森の中をゆっくり」ジグザグに走ることが基本
写真はトラック練習。ジョグは「森の中をゆっくり」ジグザグに走ることが基本

6月22日発売のランナーズ8月号では「今話題の『日本版エチオピアン練習』」と題した特集を掲載しています。
「突然、エチオピア選手の練習ですか⁉ 」と驚かれた方もいるでしょうが、その練習法は市民ランナーも真似できる要素がいっぱい。
エチオピアといえば1960年のローマ五輪と、64年の東京五輪マラソンを連覇したアベベ・ビキラが有名で、ローマ大会では裸足で独走態勢を築き、「裸足のアベベ」の名は日本にも浸透しました。以降も数多くの名選手が生まれ、今ではケニアと並ぶ長距離王国として知られています。

昨年秋に出版された『ランニング王国を生きる』(青土社)によると、同国の選手は「不整地を集団でゆっくりジグザクに走る」ことが重視されており、これは独立国家として歩んできたからこそのマラソン文化であり〝英国領〟だった隣国ケニアとは全く異なるものだといいます。

今回は『ランニング王国を生きる』の担当編集者で今号表紙モデルを務めている福島舞さんと本誌編集部が考案した「日本の市民ランナー版・エチオピアン練習」の一部を紹介します。


「どれだけゆっくり走れるか」を競う

エチオピア選手の信条は「速く走るためには、遅く走る日を作らなければならない」です。
スピードを上げる以外の日は、森の中をゆっくり走るのがお決まりです。
彼らはそれにより「体内にエネルギーがため込まれる」と考えています。
選手間では「どれだけ遅いペースで走れたか」が競われており、マラソン本番のペースがキロ3分前後であるのに対し、練習ではキロ7分以上かかるのが当たり前。早歩きをする地元民に抜かれることもあるといいます。
読者の皆さまも「普段のジョグよりもさらにゆっくり走る」日を作ってみてはいかがでしょうか?


森の中の不整地をゆっくりジグザグに走る

彼らがゆっくり走る際にポイントとしているのが「不整地や森の中をジグザグに走る」ことです。
木々の隙間をすり抜けながら「加速したり立ち止まったり」を繰り返すと言います。
この不整地ジグザグ走の特徴は、ロードを真っすぐ走る時と比較して、数多くの筋肉に刺激が入ることです。
それにより脚の筋肉が細部でバランスよく鍛えられ、故障の防止につながると考えられています。
「走ることの単調さ」から逃れ、練習を刺激的なものにすることができる、とも。
読者の皆さまは周囲からちょっぴり不信な目で見られることを覚悟の上で(?)、河川敷や公園などの不整地でジグザグに走ってみてはいかがでしょうか? 近所に不整地がない場合はロードでもOKですが、車や自転車、通行人との接触にはご注意を!


発売中のランナーズ8月号では「日本の市民ランナー版・エチオピアン練習」やエチオピア選手が飲んでいるドリンク「ベソ」のレシピを紹介しています。
次レースに向けて、世界最速レベルのノウハウを取り入れてみてはいかがでしょうか?


『ランニング王国を生きる』
フルマラソン2時間20分の記録を持つイギリスの文化人類学者(マイケル・クローリー氏)が1年以上エチオピアで暮らし、同国の強さに迫った一冊。
青土社刊、価格2,200円+税


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ランナーズ5月号 3月22日発売!


万国共通「走る力は生きる力」

3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。

40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー

今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。

世界のレジェンドたちに聞いた! 
加齢に打ち克つ究極の「My Training」

年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。



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