ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

【あと少し痩せて速くなる 01】減量して身体が軽くなればもっとラクに速くなる!

2022年5月24日

「あと少し痩せて身体が軽くなれば、もっと速くなるはず」と、減量と走力アップをセットで考えている人は多いと思います。
過去に月刊ランナーズが「やせて速くなりたい」ランナー50人にインタビューしたところ、フルマラソンの自己ベストが3時間半以内のランナーは、平均で「あと2.9kg減量して7分速くなりたい」と考えていて、それ以降のランナーは「あと6.3kg痩せて12分速くなりたい」と希望しているという結果でした。

一般的な人の場合、一日の消費エネルギーの中で一番大きなものは、生きているだけで内臓や筋肉がエネルギーを使う「基礎代謝」で60%程度を占めます。
次に通勤などのような「運動以外の身体活動」で、両者を合わせて85%~90%と、ほとんどの消費エネルギーを占めることになります。
ならば、運動による消費エネルギーを増やすより、筋肉をつけて基礎代謝を上げたほうが手っ取り早いのか?と思ってしまいがちです。

ところが、筋肉は1kg増えても1日で13kcal消費カロリーが増加するくらいなのです。
一方、走ることによる消費カロリーは体重と走行距離で計算することができます。体重60kgの人が10km走ると、60×10で約600kcalの消費となります。
筋トレによる基礎代謝の増加と比べても、走るほうが効率的にエネルギーの消費量を上げられることが分かると思います。


1日の総消費エネルギー量の内訳

1基礎代謝約60%
2運動以外の身体活動約25~30%
3食事誘発性体熱産生約10%
4運動0~5%

そこでどうやって走って痩せるのか?具体的なプランの立て方について次回以降で説明していきます。
まずは現在の体重とフルマラソンの記録から、あと3kg減量するとどれくらいの記録がアップするのか?
おおよその目安が分かる資料がありますので、参考までに確認してみてください。
上記の調査で出てきた、ランナーの減量とタイムアップについての希望が、決して夢ではないどころか、減量によってもっと記録向上の可能性があることが分かると思います。

「3kg減量した場合のマラソンの記録向上効果」を参照


※月刊ランナーズより抜粋




ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



「ランナーズonline」 一覧に戻る