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ついに科学で証明された!「走ることで、コロナの重症化リスクが低下する」

2022年3月23日

このグラフは2月19日のランニング学会第34回学会大会で発表されたもので、心肺持久力が高い人ほど新型コロナウイルスによる入院リスクが低いことが示されています。ランナーズではこれまでに「ランナーは新型コロナウイルスに強いのではないか」という専門家の意見を紹介してきましたが、今回はそれがデータとして証明される形となりました。


何が正しい情報なのか届ける必要がある

ランニング学会は新型コロナウイルス発生以降、「感染症とランニング」に関する正しい情報を発信することをプロジェクトとして行っています。2020年度は「健康や免疫力向上につながるランニングの量や強度」について提言しています。2021年度は海外で新型コロナウイルスと運動に関する詳しいデータが出てきたことから、5つのレポートをまとめ、2月19日の学会大会ではその総括をプロジェクトリーダーの東京理科大学・鈴木立紀先生が発表しました。
鈴木立紀先生はランナーズの取材に対し、「新型コロナウイルスの流行当初は感染リスクを考慮しないシミュレーション結果に基づき『ランニング時は前後に10m以上離れるべき』といった情報が拡散されてしまいました。このままではランナーの方々がどのように走ればいいのか分からなくなってしまうのではと考え、何が正しい情報なのかを届ける必要があると思いました。そこで2020年度は『新しい生活様式でのランニング』や『健康に良い適度なランニング(オーバーユースにならない範囲)』について発表し、今年度はコロナと運動の関係についてより踏み込んだものをまとめました」

現在発売中のランナーズ5月号で、なせランニングはコロナ重症化を防ぐことができるのかを詳報しています。

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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」

1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。


春から実践! 速くなるダイエット×15

タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!

【特別インタビュー2本立て】

早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。



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