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このグラフは2月19日のランニング学会第34回学会大会で発表されたもので、心肺持久力が高い人ほど新型コロナウイルスによる入院リスクが低いことが示されています。ランナーズではこれまでに「ランナーは新型コロナウイルスに強いのではないか」という専門家の意見を紹介してきましたが、今回はそれがデータとして証明される形となりました。
ランニング学会は新型コロナウイルス発生以降、「感染症とランニング」に関する正しい情報を発信することをプロジェクトとして行っています。2020年度は「健康や免疫力向上につながるランニングの量や強度」について提言しています。2021年度は海外で新型コロナウイルスと運動に関する詳しいデータが出てきたことから、5つのレポートをまとめ、2月19日の学会大会ではその総括をプロジェクトリーダーの東京理科大学・鈴木立紀先生が発表しました。
鈴木立紀先生はランナーズの取材に対し、「新型コロナウイルスの流行当初は感染リスクを考慮しないシミュレーション結果に基づき『ランニング時は前後に10m以上離れるべき』といった情報が拡散されてしまいました。このままではランナーの方々がどのように走ればいいのか分からなくなってしまうのではと考え、何が正しい情報なのかを届ける必要があると思いました。そこで2020年度は『新しい生活様式でのランニング』や『健康に良い適度なランニング(オーバーユースにならない範囲)』について発表し、今年度はコロナと運動の関係についてより踏み込んだものをまとめました」
現在発売中のランナーズ5月号で、なせランニングはコロナ重症化を防ぐことができるのかを詳報しています。
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短期連載「100日間でサブフォー達成!」
8月1日から100日後は11月9日――全国各地で秋のフルマラソンが開催されます。いま、サブフォーを目指して準備を始めるには絶好のタイミング。本企画では、ランナーズでお馴染みの猪瀬祐輔コーチ監修のもと、「サブフォー達成を目指す100日トレーニングプログラム」を紹介します。100日後、笑顔でゴールを駆け抜けませんか?
偉業! 昨年度の達成者は80人
60代サブスリーを諦めない
2024年度全日本マラソンランキングでサブスリーランナーは過去最多の1万2339人、その中で60代は男女合わせてわずか80人。
偉業を成し遂げたランナーが語る「60代サブスリー達成の秘訣」「若者へのアドバイス」とは? 60代サブスリーを目指す人はもちろん、年齢を重ねても速くなりたい全てのランナー必読の内容です。
「苦しみの先にある栄光」
6月29日に第40回サロマ湖100kmウルトラマラソンが開催され、昨年に続き30℃を超える過酷な条件の中、1,952人が完走(完走率58.4%)。フィニッシュ時のランナーの表情やコメントは、ほぼ全員が充実感にあふれていました。
40年間で37回連続完走(コロナ禍で3回中止)の越智利国さんの手記、古くから大会運営に携わる2人の町長が振り返るサロマの40年を、ランナーの表情と共にお届けします。
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