少しでも目標達成に近づきたいランナーのための、レース直前まで実践できる「知恵」と「工夫」と「付け焼き刃トレーニング」をご紹介する本シリーズ。
今回は、レース1週間前から股関節周りの筋肉に「3つの刺激」を入れ、筋肉に動きを覚えさせておくトレーニングを伝授します!
たとえばダンスを一度見ただけで踊るのが難しいように、身体は一度もやったことのない「動き」をするのがニガテです。しかし、その「動き」を繰り返すことで、やがてできるようになるのです。
走りこめていないランナーのなかには、ランニング時に股関節周りの筋肉が十分に動いていない人が多く見られます。それは、股関節の可動域が狭く、ストライドが小さく、脚の運びがスムーズではない走りとして表れているはず。
レース1週間前の段階でも、筋肉にこれから紹介する「3つの刺激」を入れておくことで、身体は股関節周りの筋肉を機能させて走る感覚を覚えてくれます。それによって股関節の可動域が広がり、よりスムーズな動きで走ることができるように!
レース1週間前から3日前までに、最低2回、筋肉痛が残らない人は何回でも実施してください。この「3つの刺激」で、もう少し速くなる可能性をモノにしましょう!
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★やり方
①脚を大きく前後に開き、前足の横に両手をつく(手は肩幅程度に広げる)。
②手をついたまま、身体を前後に10回動かす。
イラスト/庄司猛
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③次に、左右に10回動かす。
※前後左右に10回×3セット、逆脚でも行う
POINT!
股関節周りがじんわりと温かく感じたら、刺激が入っているサイン!
次回は、この「刺激★1」と併せて行いたい、残り2つのトレーニングメニューをご紹介します!
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