撮影/青山義幸
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「コロナの収束は容易ではない。だからこそいくつかの開催事例を全国の大会関係者が共有し、真のコロナ禍における大会開催につないでいってほしい」
そう語るのは、昨年12月12日(日)に開催された青島太平洋マラソン事務局長の中武悌晴さん。コロナ禍での大会開催には、主催者としてどのような想いがあったのでしょうか。
"希望の朝陽を共に見ないか”
2021年4月、青島太平洋マラソンはこの言葉をメッセージとして2年ぶりの大会開催を発表しました。エントリー開始日を例年通り6月16日(水)と定め先着順のみの一本勝負。定員は9200人。例年より3000人減の設定とはいえコロナ禍における開催への抵抗感を考えると不安は大きく、また事業収支上エントリーが6000人を切った場合は参加料を返金して開催を取りやめる覚悟でした。
なぜこのような状況下でマラソン大会を開催するのか? あらゆる場面で人々が苦しんでいる中で大義はなかなか見つかりませんでした。そんな時、開催してほしいというランナーの声が多く寄せられ『大会事務局の役割は大会を開催すること。開催することが大会を未来につないでいくことなのだ』と強く感じて覚悟を決め、開催に舵を切りました(今思えばコロナ感染者が増えていたあの時に開催する覚悟を決めたことは無謀だったような気もしますが……)
中武悌晴さんの手記全文はランナーズ3月号に掲載しています。
ランニング親善大使TeamR2から青島太平洋マラソンに参加した近藤瞳さんは、
「高校生ボランティアのおもてなし精神が特に印象的でした。それぞれの担当の役割を理解し楽しんで取り組みつつ、応援もしてくれて、一緒に良い大会にしていこうという気持ちが伝わってきました」
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近藤さんが走りながら撮影
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