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正月を迎えてからトレーニング量の減少と、食事量の増加で、短期間で体重が増えてしまったランナーも多いのでは?
体重が増えると「脂肪がついた」と考えがちですが、正月太りのような短期間での増量は「糖質の摂取過多」と「水分の増量」がほとんどです。
仮に正月3日間で2kg体重が増えたとしましょう。
これがもし脂肪だとしたら、1g 7Kcalなので2kg分の脂肪を身体に蓄えるには、少なくとも1万4000kcalのエネルギーをとらなければならず、1日あたり4600Kcal(成人男子2日分程度の食事量)を通常の食事に加えて余分に摂ることになります。
年末年始、たくさん食べたといっても、さすがにそれほどではないはず。
これに対して「糖質」と「水分」は、短期間で体内の貯蔵量を簡単に増減できます。
糖質を体内に取り込むとき、必ず水分が付帯するようになっています。
正月の生活は家でゴロゴロ(=トレーニング量減少)に加え、お餅やお雑煮など糖質の摂取が増える傾向にあります。
レース前のカーボローディングと同様の原理で、糖質と水分を体内にため込んだ状態なのです。
よくフルマラソンの前後で体重が2kgくらい変わってしまう人もいると思いますが、これは体内の水分量の減少によるもの。その証拠にレース後水分をとると、ほどなく体重は元に戻ります。正月の過ごし方はその逆のケースにといえます。
体内の水分貯蔵量は筋肉の量に比例します。
日常的にトレーニングに取り組んで筋肉量の多いランナーの場合、体内に取り込める水分量が多く、練習量の減少で発汗量が減るとさらに、2kg程度の水分なら3日間で容易に体内にたまります。
水分は増量も短期的に起こるのですが、フルマラソン後の例のように、減量も短期的にできます。
そこで、次回は、週末2日で一気に水を追い出す方法をご紹介します。
※月刊ランナーズより抜粋
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