![]() |
ランナーを車に例えると、エンジンの性能が同じなら、ボディが軽いほうが当然速く走れます。
ここでいうエンジンとは「身体に酸素を供給し続ける能力」を指します。
体重が減ると、使える酸素の総量は変わりませんが、体重あたりで使える酸素量は多くなり、スピードアップにつながります。
「1kgやせると3分速くなる」とよく聞くと思いますが、体重減によるタイム短縮の効果は、元の体重やそのときの自己ベストによりかなり異なります。
ここに興味深い数字をご紹介しましょう。下に掲載している表には「もし3kg減量したら、フルマラソンのタイムがどう変わるのか?」という目安がまとめられています。
横軸は現在の体重、縦軸は現在のフルマラソンのタイムです。
その交差したところに書かれているのが、これから3kg減量した場合の想定できるフルマラソンタイムです。
例えば体重50kgで現在フルマラソンタイムが5時間30分という人が3kg減量したら、5時間7分まで記録が向上できる可能性があるというわけです。
23分もタイムがよくなるのですから、平均すると1kg減量あたり7分以上のタイム短縮になります。
同じ5時30分の記録の人でも、体重が75kgの方だと、5時間15分ということで15分の短縮になります。これでも1kg減量あたり5分の短縮という計算になります。
元の体重が軽い人ほど、もちタイムが遅い人ほど減量の効果が高いということになります。
これをモチベーションに、減量にトレーニングに取り組んでみてはいかがでしょう?
●3kg減量した場合のマラソンの記録向上効果
フルマラソン のタイム | 体重(kg) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
50 | 55 | 60 | 65 | 70 | 75 | |
5:30 | 5:07 | 5:09 | 5:11 | 5:12 | 5:14 | 5:15 |
5:15 | 4:53 | 4:55 | 4:57 | 4:58 | 4:59 | 5:00 |
5:00 | 4:39 | 4:41 | 4:43 | 4:44 | 4:45 | 4:46 |
4:45 | 4:26 | 4:27 | 4:29 | 4:30 | 4:31 | 4:32 |
4:30 | 4:12 | 4:13 | 4:15 | 4:16 | 4:17 | 4:18 |
4:15 | 3:58 | 3:59 | 4:00 | 4:02 | 4:02 | 4:03 |
4:00 | 3:44 | 3:45 | 3:46 | 3:47 | 3:48 | 3:49 |
3:45 | 3:30 | 3:31 | 3:32 | 3:33 | 3:34 | 3:35 |
3:30 | 3:16 | 3:17 | 3:18 | 3:19 | 3:20 | 3:20 |
3:15 | 3:02 | 3:03 | 3:04 | 3:05 | 3:06 | 3:06 |
3:00 | 2:48 | 2:49 | 2:50 | 2:51 | 2:51 | 2:52 |
2:45 | 2:34 | 2:35 | 2:36 | 2:36 | 2:37 | 2:37 |
2:30 | 2:20 | 2:21 | 2:22 | 2:22 | 2:23 | 2:23 |
※田中宏暁氏(当時福岡大学スポーツ科学部教授)による「体重あたりの酸素消費量とフルの平均スピード」の公式によってまとめたもの
※横軸は「現在の体重」、縦軸は「現在のフルマラソンのベストタイム」、交差する部分は「3kg痩せた場合のタイム」を表しています
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ5月号 3月22日発売!
万国共通「走る力は生きる力」
3月2日に開催された東京マラソンは約3万7000人が出走し、海外からの参加者は約1万7000人。2月24日の大阪マラソンには約3万2000人が参加し、海外からのエントリーは約6000人。世界各国のランナーにあなたにとっての「走る力は生きる力」をインタビューしてわかったことは、言葉や文化が異なっても、ランニングを通じて前向きな人生を切り開いていることは万国共通、ということでした。
40年連続サブスリー達成者に川内優輝がインタビュー
今年2月の別府大分マラソンを2時間59分27秒でフィニッシュし、40年連続サブスリーを達成した日吉一郎さん(当時59歳)に、マラソン2時間20分以内で100回以上走破し、ギネス記録保持者である川内優輝選手がインタビュー。「なぜこれほど長い間継続できたのか」を聞きました。
世界のレジェンドたちに聞いた!
加齢に打ち克つ究極の「My Training」
年齢を重ねても走り続けるレジェンドランナーたちはどのようにして衰えを克服し、マラソンで高いパフォーマンスを維持しているのでしょうか。今号に登場するレジェンドたちの「マイトレーニング」を紹介します。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。