写真/小野口健太
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本誌12月号で12年振りに表紙モデルを務めた西谷綾子さんは昨年12月に男児を出産。走り始めたきっかけについて手記を寄せてくれました。
20歳の時にモデルの仕事に憧れて鳥取県から上京しました。しかし、私の体型はどっしりとしてモデル向きではない、とにかくマネキンのように痩せるしかない、と思っていました。食事制限を中心に「痩せる」と言われていることをいろいろと試しました。その結果、身長165cm、体重42kg。マネキンのようなホッソリした体型になりましたが、尋常じゃないほどの冷え性、むくみ、生理不順に陥り、表情に活気がない、とあらゆる人から指摘を受けました。広告モデルなどのオーディションは不合格の連続でした。
自分が誰にも負けない武器は? と模索する日々。思い至ったのが小学3年生の時から10年間バスケに打ち込み、インターハイやウインターカップを経験したことでした。「スポーツを通して何かがしたい」。取り柄だった健康を取り戻すためにランニングを始めた矢先にいただいた仕事が「ランナーズ」の表紙モデルでした。ただ走るポーズを取っているだけでは、読者の方に申し訳ない。読者の方々が挑戦するレースを体感しようと、ランナーズを読みながら本格的なトレーニングを開始したのが、今から13年前です。2009年9月の「いすみ健康マラソン」でレースデビュー、それから4カ月後の勝田全国マラソンを3時間40分40秒で走りました。
2010年には高橋尚子さんが総監督を務める企業の企画「team10」のメンバーに選出され、シドニーマラソンでは目標に掲げた3時間30分を切ることができました(3時間27分38秒)。その後、ファイテン、グリコ(パワープロダクション)、ニューバランスと契約。上京した時の夢だったファッションモデルにはなれませんでしたが、スポーツウェアや企業のモデルになることができました。
西谷さんは2019年に結婚、そして昨年12月に男児を出産しました。産後の限られた時間の中で追い込むスピード練習も行っています。西谷さんの手記は本日発売の12月号に全文掲載しています。
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さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
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