![]() ランナーズ1991年6月号に掲載されたブルックスのシューズ広告。「カーボンファイバー製のプレート」という点が強調されている。
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「走りを変えるカーボンファイバー、プロパルションプレート搭載。」現在流行中のカーボンプレート入り厚底シューズのキャッチコピー、と思いきや、この広告は1991年のランナーズ6月号に掲載されていたもの(ブルックスのシューズ広告)。実は、カーボンプレートをランニングシューズに入れる、という発想は30年以上前からあったようです。
では、現在の厚底シューズはこれまでのシューズと何が異なるのでしょうか? スポーツバイオメカニクスを研究する順天堂大学の柳谷登志雄先生は、
「これまでランニング界では『速く走るためには薄底シューズ』というのが常識でした。それは薄底シューズの方がシューズの総重量が軽くなり、エネルギー消費が少なくなるからです。昨今流行している厚底シューズはミッドソールに入ったカーボンプレートが着地時に変形し、それがもとに戻ろうとする過程で強い反発を生み出します。この反発が推進力=スピードへと変わります。また、そのカーボンプレートの周りにあるミッドソールも各社が開発した独自の軽量素材が使われており、『厚いのに軽くて反発力がある』という点が特徴なのです」
8月20日発売の月刊ランナーズ10月号「厚底シューズ特集」では柳谷先生にご協力いただき、厚底シューズと薄底シューズの比較実験を実施。厚底シューズをはきこなすための方法や着用したランナーの体験談なども掲載しています。
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ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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