ランナーズonline

東京オリンピック開催 次は…健康スポーツの拡大へ

2021年7月21日

オリンピックが開催された2012年のロンドンの様子を現地で暮らしながら見ていた、スポーツ社会学者の小林均さんが「東京オリンピック開催 次は…健康スポーツの拡大へ 」をテーマに綴りました。

2012年のロンドン大会では選手の活躍が目覚ましく、前回大会のメダル獲得数の47個から65個へ大躍進を遂げたのです。そして、多くの国民に熱狂と高揚感をもたらしました。終了後は、メインスタジアム周辺は整備が完了し、広大なオリンピック記念公園に変身しました。こうした見える変化とともに気になるのは、人々のスポーツ参加率と生活習慣の変化です。スポーツイングランドという機関の調査によると、週1回30分程度の運動実施率は大会前の34.6%から開催年の36.9%に上がっていますが、2年後には35.8%に低下しました。つまり、五輪開催は国民の気分高揚やスポーツ施設の変化をもたらしますが、それだけでは、スポーツのある生活を実現するには足りないものがあるのです。人々の生活の変化をもたらす要因を考えた時に私が挙げるのが、誰でも参加できる身近なスポーツイベントの存在です。そのイベントには能力に関係なく参加できることや繰り返し実施されることも重要だと思われます。

この条件をぴったり満たすイベントとして小林さんが紹介するのが、イギリスで人気の「パークラン」です。小林さんが綴った「パークラン」についての紹介、ロンドンオリンピック開催時の様子を9月号で全文掲載しています。


小林均
立正大・中央大非常勤講師。NPO法人ベアリスランニング理事・事務局長。
ブライトン大学大学院修士課程修了(スポーツ社会学専攻)


※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ8月号 6月20日発売!


ハーフマラソン1歳刻みランキング発表!
あなたは中間タイム(男性1時間57分、女性2時間13分)より速い?

2024年4月~2025年3月に開催されたハーフマラソンの完走記録データを集計した「2024年度ハーフマラソン1歳刻みランキング」を月刊ランナーズ8月号で発表しました。
年齢ごと上位100位の名前とタイム、各大会の完走人数や中間タイムなどを掲載しています。ぜひご覧ください。


レース攻略法&札幌ガイド
「北海道マラソンを楽しみ尽くす!」

月に開催されるフルマラソン「北海道マラソン」。夏のレースに挑戦するランナーに向けた「事前の準備」や「当日の攻略法」「打ち上げにピッタリのお店」など、レースの前後を含めて楽しみ尽くすための情報をまとめました。

今、ハーフマラソンが熱い!

ハーフマラソンランキングとあわせ、もっとハーフマラソンを楽しむための特集として対象125大会を特徴別に分類した「大会ガイド」や「ハーフを極めてフルが速くなるためのトレーニング法」「タイムの価値が分かる!? ハーフマラソン偏差値」も掲載。ハーフマラソンを満喫するための1冊となっています。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る