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写真/小野口健太
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「がん」に関わる医療従事者や関係者、患者や元患者が集うランニングクラブ「オンコランナーズ」。日本全国にいるメンバーはネットを介して情報交換を行い、学会の時は会場近くに集まって走る。
東京都江東区にある「がん研有明病院」の乳腺内科の副部長を務める原文堅さん(47歳)もメンバーの1人。長崎『橘湾岸スーパーマラニック』173kmの部を完走した経験も持つランナーだ。
「乳がんの特徴は、働き盛りや子育て真っただ中の40~50代の患者さんが少なからずいることです。手術で乳房をとることで『女性としてショックを受ける』ことも少なくない。治療の最終目標である『元の生活に戻る』までの過程で薬の副作用がツラかったり、精神的に落ち込むこともある。医師の役割はメンタル面を含めて、患者さんの〝伴走〟をすることです」
その面において、ランニングをする習慣が仕事につながっている、と語る。
「自分が走ることで気持ちを前向きにすることは、(患者さんと向き合っていく中で)大きな意義があると思っています」
そんな原さんは仲間から言われるある言葉がランニングの原動力になっているという。原文堅さんへの取材記事は現在発売中のランナーズ8月号に全文掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
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