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強風の中スタートする選手たち。完走者は男女合わせて67人だった(写真提供/北海道・札幌マラソンフェスティバル2021)
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5月5日、今夏に開催される東京オリンピックマラソン競技のテスト大会として、札幌チャレンジハーフマラソン2021が行われました。
服部勇馬選手、前田穂南選手、鈴木亜由子選手、一山麻緒選手のマラソン代表4人を含む男女69人が出走、男子はケニアのヒラリー・キプコエチ選手が1時間0分46秒、女子は一山選手が1時間8分28秒で優勝しました。
このレースには、地元北海道の市民ランナーで100km世界選手権3位の実績を持つ藤澤舞さん(46歳)が出場。女子完走ランナー中最後尾の9位ながら1時間15分57秒の自己ベストだったレースについて語ってくれました。
「私は普段は病院に勤務する市民ランナーですが、今回は実業団登録をしていれば出場できるというのでエントリーしました。しかし、いざエントリーリストを見ると一流選手の名前がずらり。そして女子は人数が少ない。『最後尾を独走になるぞ……』と覚悟しました。レース前日には受付でPCR検査が行われ、レース後もすぐにマスクが渡されて最後にまたPCR検査を受けるという体制で、感染症対策は徹底していました。
当日スタート地点では有名選手ばかりの中に自分がいるのが不思議な感覚でした。報道陣の数もすごく、増田明美さんの姿も見えました。
レースでは予想通りスタートして10mで独走に。コースは北海道マラソンと重なるのですが、今回は沿道に人がまばらで、声を出しての応援もなかったので雰囲気は全く異なりました。強風の中での単独走でも、追い風の区間が多かったので目標通り自己ベストでゴール。特殊なレースでしたが、平坦な高速コースという印象だったので、本番も暑くならなければ好記録が期待できるかもしれません!」
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