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桜が残るコースを力走するランナーたち
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4月17日(土)~ 18日(日)に第8回前橋・渋川シティマラソンが開催されました。
同大会は群馬県前橋市の「ヤマダグリーンドーム」を発着とする3000人規模のフルマラソンでしたが(他種目あり)、新型コロナウイルスが蔓延する今年は、前橋市と渋川市に周回コースを設置し、4月17日(土)に前橋コース(※)、翌18日 (日)に渋川コースを走り、2日間で42.195km完走を目指す、という形となりました(17日もしくは18日のどちらか1日を走るハーフマラソンの部も開催)。
また、ランナーが一斉にスタートする局面を作らないため、たとえばAブロックのランナーは7時~7時30分の中で自由な時間にスタートすることができる、という形式がとられました。
写真は18日(日)の「渋川コース」を走るランナーたち。会場の「渋川市総合公園」は伊香保温泉を上った標高600mに位置します。桜が残る園内に設置された3.5kmの周回コースは起伏が多く、さらに風が強く吹いたため、苦痛に顔を歪めながら脚を動かすランナーの姿を多く見かけました。ゴール後の取材では「2日連続でハーフを走るのは初めての経験。日曜はスタートの時から脚が重かった」「コースで渋滞ができないので、走りやすかった。コロナが収束しても、草レースのような大会があると良い」などの声が聞かれました。
主催者の前橋市陸上競技協会副会長の近藤美明さん(68歳)は亜細亜大学在学中に箱根駅伝に3回出場、59歳の時のサロマ湖100kmウルトラマラソンを9時間50分49秒で完走した経験を持つランナーです。今回の「開催」についてこのように語りました。
「『2年連続中止になったら、大会が忘れられてしまうかもしれない』『ランナーにとってゼッケンをつけて走る大会はやっぱり特別』という想いがあって、できる形で開催しようと準備を進めてきました。『一般道を走ることはできない』『前橋と渋川で開催する』などの条件の中で思いいたったのが2日連続でハーフを開催する今回の形です」
さらにこう続けます。
「この1年間は、手作りの大会をやっていこう、ということでサイクリングコースを走る大会などを前橋市内で開催、実業団『ヤマダ電機』の元監督に講演をしてもらうこともありました。今後は何か特徴がなければ大会にランナーが集まらないと思っています。群馬の観光資源を存分に活かしたり、子どもから大人まで幅広い層が集まるような、地域の特徴がより出た大会を模索します」
※「前橋コース」は前橋総合運動公園内に設置された周回コース
近藤さん
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写真/青山義幸
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