![]() 川内優輝選手が引っ張る先頭集団(写真/北川外志廣)
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1月31日(日)に大阪国際女子マラソンが無観客で開催された(完走61人)。大阪府に緊急事態宣言が発出された関係で大阪市内を巡るコースから急遽、長居公園周回路コース(2.8km)を約15周するコースに変更。前日30日(土)には、全参加者にPCR検査が義務付けられた(全員が陰性)。
「初めて受けたPCR検査、体調は問題なかったですが、無症状で感染している方もいるようなので、結果が出るまでドキドキしました(2時間31分56秒で10位に入った兼重志帆選手・31歳)」
2時間21分10秒の大会新記録で優勝したのは東京五輪女子マラソン代表に内定している一山麻緒選手(23歳・ワコール)。レースは川内優輝選手などの男子ランナーが先頭集団を引っ張り、2005年に野口みずきさんが出した2時間19分12秒(ベルリンマラソン)の日本記録と同等のペースで推移したが、25㎞過ぎから失速した。
「日本新を狙っていたので(大会記録更新も)『嬉しい』とは思えませんでした。後半はきつくなってから『もう1度頑張ろう』というのを繰り返していました(一山選手のレース後談)」
そんな中で世界マスターズ陸上競技協会が公認する、女子マラソン60代以上の世界記録を更新したのは埼玉県の62歳、弓削田眞理子選手。キロ4分をわずかに超えるペースを淡々と刻み、2時間52分13秒でフィニッシュした。レース後にこう語った。
「周回コースは一定のリズムを刻むだけで、街に出て風が吹いたり、坂があったり、みたいなことがないので楽! レースというよりペース走みたいな感覚だった」
![]() ラストスパートをかける弓削田さん(写真/塩川真悟)
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