新型コロナウイルスのパンデミック発生当初、世界で最も打撃を受けていたイタリア。3月10日から開始された全土封鎖措置では、居住地域内での通院や仕事、生活必需品の買い物以外は外出禁止に。
イタリア北部に住むジャンルーカ・ディ・メオさん(45歳)は、雪上を150km走るロヴァニエミ150km(フィンランド)で優勝経験もあるトレイルランナー。
![]() (写真は2017年ロヴァニエミ150km)
|
「どんな時も一年中走ってきた僕にとって自宅軟禁は耐えがたかった」と当時を振り返ります。そんな中、あるフランス人男性が自宅テラスでハーフマラソンを走ったことを知り、「それなら自分は自宅のバルコニーでフルマラソンを走ろうと決意した」といいます。
3月28日、早朝4時半すぎに1往復8.8mのバルコニーを走り始めたジャンルーカさん。
![]() |
「時間はすごく早く過ぎて行き、お昼前に42kmに到達した。幸せで、疲れはなかった。調子が良く楽しかったので、100kmまで走ろうと決めた」
そして夜11時、スタートから18時間20分で102kmに到達しました。
![]() |
「なんていう達成感!! やっぱり、誰にもランナーのやる気を止められないというのは本当なんだ!」(疲れてないよ、目が回ったけど、と書いてあります)
100kmでゴールのつもりが、100km手前でGPSの調子が悪くなり102kmになったとか。総往復数は1万1370回を数えたそうです。
(写真は全て本人提供)
年会費7800円 ランナーズ+(プラス)メンバーズ始動!
ランナーズ+(プラス)メンバーズなら「デジタル版ランナーズ」で過去10年分の記事が全て読み放題! たとえば「ジャンルーカ」のキーワードで検索すればこれまでの「イタリアからの熱血ランニング便り」をまとめて読むことができます。
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。