![]() |
走ると頭が冴えてリフレッシュできますが、それはいわゆる「交感神経」が優位になるから、ということを知っている人も多いでしょう。夜ランをした場合、就寝時間になっても興奮状態が続き、交感神経が優位になったままなのはちょっと問題です。眠りが浅くなり、結果的に疲れがとれにくくなってしまうからです。
スムーズに眠るには、「副交感神経」を優位に移行させたいもの。果たしてどうしたら質のいい眠りにもっていけるのでしょうか。
まず、走り終わってから就寝までに空ける時間は、目安として2時間半~3時間が必要です。睡眠は、夢を見る「レム睡眠」と大脳を休める「ノンレム睡眠」が、平均90分サイクルで繰り返されます。
特に最初の2サイクル(=3時間)が大切とされています。この、眠り始めて最初の3時間のうちの、ノンレム睡眠時に、成長ホルモンが多く出て、傷んだ細胞を修復してくれるのです。
走り終わってから眠るまでの時間が短いと、最初の3時間で質のいい成長ホルモンを出すことができず、結果的に疲れが残ってしまうということになります。走った後はゆっくり入浴して心身をリラックス状態(=副交感神経優位)にし、スムーズに入眠できることが大切です。
たとえば18時~20時の間に走り、落ち着いたら食事をして21時~22時にかけて入浴します。23時半には眠れば、翌朝6時半にはスッキリと起きられるでしょう。入浴、そして睡眠による日々のリカバリーをおそろかにせず、疲労をしっかり抜く。このサイクルこそ、ランナーの身体には必須なのです。
※月刊ランナーズ2012年7月号より抜粋
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ11月号 9月22日発売!
100km→200kmでフルが30分速くなる
月間200kmの底力
ランニングアプリ「TATTA」ユーザー4748人のデータを分析して判明したのは、月間100kmから200kmに増やすとフルマラソンのタイムが30分速くなる! そして月間200km走破者の89.7%がサブフォー、66.4%がサブ3.5をしていました。
実践者の到達法を参考に、あなたも月間200km走破を目指してみませんか?
短期連載 100日間でサブフォー達成!
61~90日目の目標は「ハーフマラソンを徹底攻略」
今秋のフルマラソンに向け「100日間でサブフォー達成」を目指す企画。今号は「61~90日目の頑張りトレーニング」を解説します。
走るショップ店員がお勧めする「サブフォー達成シューズ」も必見です。
現代日本では必須!
「暑い秋」のレース対策
今や10月、11月でも晴れた日は20℃以上になることも珍しくなく、秋のレースでも暑さ対策は必須。本特集では、北海道大学陸上競技部の瀧澤一騎監督、マラソン完走クラブの中田崇志コーチらが指導や自身の経験をもとに「暑いレースでも当日快走するためのテクニック」を伝授します。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。