![]() |
給水を疎かにすると脱水症状の危険に直結するのはランナーにとってはご存じの通りですが、夏を迎えるにあたってさらに知っておきたいのは、給水には「明暗のポイント」があるということ。
たとえば、給水所や練習コースの水道水などは、「飲む」以外に活用することでさらに効果的に予防できます。
それは首や肩、胸や太腿に水を「かける」こと。
汗と同じように気化熱を利用して体温を下げることができるため、コップ1杯分程度の量でも十分な効果が期待できるでしょう。
一方、給水の仕方によってはデメリットが生じることも。
走り始めて30分から1時間ほど経過すると、血液の多くが筋肉に流れることで、消化器官系の活動が弱まります。そのタイミングで一度に多量の給水を行うと、胃や小腸の消化液が薄まって吸収力がダウン。ふだんお腹にトラブルのないような人でも、吐き気や下痢を催し、皮肉にも脱水症状を助長してしまう場合があるのです。
脱水や熱中症を防ぐために、疲れや渇きなど、自分の身体の変化をよく知って過信しないことが大切ですが、それでも不安な場合はウォーターローディングがおすすめ。レースやロング走などの練習日の前には、3日前からいつもより500ml多く水分を摂取しましょう。熱中症の回避に効果があります。
※ランナーズ2011年7月号より抜粋
※こちらから記事検索ができます。
ランナーズ6月号 4月22日発売!
練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
春から実践! 速くなるダイエット×15
タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!
【特別インタビュー2本立て】
早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。