11月10日(日)に、岐阜県揖斐川町で「いびがわマラソン」が行われ、フルマラソンの部には6200人以上のランナーが出走。揖斐川沿いを走る高低差127mのコースを駆け抜けました。
「高低図で見るだけではわからないような細かいアップダウンもたくさんあり、厳しいコースでした。序盤と終盤の市街地では、たくさんの幼稚園児や小学生が応援してくれて、それが力になりました」と話すのは、2時間24分16秒で優勝した河野孝志さん(埼玉・36歳)。
城西大学で箱根駅伝に出場し、卒業後は富士通などの実業団チームで活動。現在は東京・池袋のホテルマンとして勤務しながら、市民ランナーとして走り続けている。
「トレーニングは帰宅ランがメイン。埼玉の自宅まで最長で36㎞ですが、体調に応じて距離は調整しています。8時間近く立ち仕事をした後、走り出すのは夜11時過ぎ。途中で日付が替わり、終電もなくなりますが、『自分の足で帰るしかないゾ』という緊張感があるため、疲れていても集中力を切らさずに走り続けることができています」
いびがわの1週間前には、初開催の「いわて盛岡シティマラソン」を2時間23分15秒で優勝。同大会はMCC(マラソンチャレンジカップ)に加盟していたため、賞金10万円を獲得した(※)。
「賞金で職場の仲間にご飯をご馳走したいと思っています。ホテル業なので忙しいのは土曜日。岐阜や盛岡のように、遠方の大会に出る時は、その土曜日にお休みをもらわなくてはなりません。それでも快く送り出してくれる仲間に、感謝の気持ちを示したいんです」
※加盟大会で大会新記録を達成すると、記録に応じて10~100万円の賞金が出る。いわて盛岡シティは初回大会だったので、優勝記録が自動的に大会記録となる
(ランナーズ編集部)
フルマラソンの部のスタート。いびがわマラソンは、22年連続でランニング大会100撰に選ばれている
|
優勝した河野さん。いわて盛岡シティマラソンに続き、2週連続の優勝となった(いわて盛岡シティマラソンの様子は11月22日発売のランナーズ1月号に掲載)
|
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ12月号 10月22日発売!
さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。