富士登山競走山頂の部連覇(2017、18年)、東洋大時代に出場した箱根駅伝5区で区間3位(2016年)など、上りで強さを発揮する五郎谷俊選手(コモディイイダ)が、新たな挑戦としてウルトラマラソンに取り組んでいます。
「もともとウルトラマラソンを走りたいという希望はありました。そこに今年ちょうど会社(コモディイイダ)が創業100年というタイミングもあって、100年を100km走って会社を盛り上げようと、挑戦することになりました」(五郎谷選手)
目標はサロマ湖100kmウルトラマラソン(6月30日(日)開催)。1997年にIAU(国際ウルトラランナーズ協会)ワールドチャレンジ日本代表に選ばれた経験もある会沢陽之介監督の指導の下、1月からウルトラマラソンの練習を本格的に開始しました。
![]() スカイランニング日本代表に選ばれるほどの五郎谷選手だが、以前からウルトラマラソンにも興味があった
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これまで五郎谷さんが大会で一番長い距離を走ったのはフルマラソン。経験も1回だけでした。そのため、ウルトラマラソンへの挑戦は長時間身体を動かすことへの耐性を身につけることからスタート。駅伝部の通常練習(出勤前の通勤ジョグや業務後の練習)に加えて、週末などに長い距離を走りました。
「駅伝部の練習をこなしつつ、週に2~3回、皇居や彩湖でロング走をしました。長い時間になれることがメインです。はじめはいつもと違う疲れも感じましたが、慣れると面白さも感じるようになりました。合宿先の群馬県前橋市から埼玉県熊谷市まで走ったこともありますよ。キロ4分少しのペースで約60kmを4時間くらいかけて走りました」
![]() 五郎谷選手は自動車が好き。長い距離を走る時は自動車を運転するようなイメージで走る
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3月からはフルマラソンを利用して実戦練習を開始。長時間に慣れた身体にスピードを意識させていきます。ヨロンマラソン(2時間36分35秒)、グアムマラソン(2時間40分54秒)で身体にペースを覚えさせると、練習量を落とさずに、あえて疲労を貯めた状態でグアムマラソン翌週の長野マラソンに出場。2時間25分を目標に走りました。結果は2時間29分23秒で22位。
「20km過ぎから内臓にきてしまいました。3分20秒から25秒のペースで行きたいと思っていましたが余裕がなかったですね、後半は粘るだけでした。課題の多い走りでしたが、ウルトラマラソンなみの疲労を感じるという点で、得るものが多かったです」
![]() 3月からはレースペースを意識してフルマラソンの大会に出場した(写真:長野マラソン)
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次は5月19日開催の柴又100Kの60kmの部。キロ3分40秒~4分で走り、ペース感覚や身体の反応などを確認する予定です。
「普段の練習ではこれほどの距離をペース走する機会はなかなかありません。長い距離と時間を走るからこそでてくる身体の変化を見逃さず、しっかり感じていきます」
そして柴又で出てきた課題をひとつずつ解決しながら、6月末のサロマ湖へ向けて身体を整えていきます。
「挑戦する以上は優勝、世界新記録(風見尚選手、6時間9分14秒・2018)も狙って冬から取り組んできました。一昨年と昨年のサロマ湖の42.195km時点の先頭集団の通過タイムが2時間33分前後。このペースに余裕を持ってついていけるように仕上げます」
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