4月21日(日)に長野マラソンが行われ、善光寺や、長野五輪会場だった「エムウェーブ」前を走るコースを、9493人(完走者数8112人/完走率85.5%)が駆け抜けました。
女子では『月刊ランナーズ』でもお馴染みの木下裕美子さん(32歳)が2時間36分28秒で日本人トップの5位。
「長野は年によって暑かったり、寒かったりするのですが、今年はこれまで6回走った中で最高のコンディション(主催者発表ではスタート時は気温10℃、無風)。『木下頑張れー』と名前を呼んでくれる人も多く、応援に背中を押されて、自己ベスト(2時間34分)に近いタイムで走ることができました」
![]() 南長野運動公園のゴールを笑顔で駆け抜けた木下さん
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長野マラソンに向けては、日常的に代々木公園でクロカン走に取り組む他、3月には埼玉県にある森林公園(東京ドームの約65倍の敷地面積)で2泊3日のミニ合宿を2回行ったという。
「この公園はクロカンコースを長くとることができます。1km×7本のインターバル走や、25km走などもクロカンで行いました。脚作りになる他、走るだけで自然と動きが良くなると感じています。1月末に走った大阪国際女子マラソンの疲労や脚の痛みもあり、2月中はほとんどジョグしかできない練習不足の中、長野で最後まで粘れたのは、この効果もあったのでしょう」
こうしたクロカンでのトレーニングは「もう20年近く続けている」と話してくれました。
「きっかけは中学生の時。市民ランナーの父が故障しないようにと、自宅近くの河川敷の草を刈って約400mのクロカンコースを作ってくれたんです。当時はよく父と一緒にそこを走っていました」
現在では木下さんがコーチとして、市民ランナーを対象にしたクロカン練習会を月に2回程度実施。代々木公園を走る練習会は、平日の朝7時開催にもかかわらず、40人近く集まる時もあるそうです。
※木下さんがコーチを務めるクロカン練習会「木下裕美子の代々木公園クロカン部」(代々木公園/朝7~8時)はe-moshicomから申し込むことができます(定員になり次第締切)。
https://moshicom.com/user/7422
(ランナーズ編集部)
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