2月10日(日)に行われた愛媛マラソンで、54歳の古泉辰男さんが2時間29分14秒で総合8位に入りました。この記録は、2004年に月刊ランナーズがマラソン「年齢別ランキング」を始めて以来、最年長となる2時間30分切りです。
50代を過ぎると特に筋力が低下すると言われていますが、古泉さんは「古泉開発」という道路などのインフラ整備に関わる土木業を営む会社の社長で、週6日は「現場」に出ていることが筋トレになっていると語ります。
「職業柄、1日に7~8時間は身体を動かす、いわゆる肉体労働です。40kgの物を持ち運ぶようなこともあります。特に今年の夏は7月に起きた西日本豪雨の影響で、県内の土砂を処理する仕事が大忙し。休んだのは月2回ほどで、1日中スコップで土砂をかき出し続けたこともありました」
さらにこう続けます。
「仕事後は練習する気が起きないほどクタクタに疲れることもありましたが、レースで結果を出せなかったことを想像すると、練習をせずにはいられません」
今回の愛媛マラソンに関しては、
「向かい風の時に想定以上にペースダウンしてしまうなど少し物足りない結果です。今後はトラックレースとマラソンで記録更新を狙っていきます」
写真は2年前に月刊ランナーズの企画で撮影したもの。環太平洋大学(岡山県)の吉岡利貢准教授が古泉さんの体力測定を実施し、中臀筋の強さが「陸上部の学生並み」という結果が出た
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11年前に自身が創業した古泉開発の代表取締役社長。
現在は夫人と長男と3人で愛媛県松山市内に暮らす(長女は就職して上京)。
トレーニングは愛媛大学の学生など地元のランニング仲間と行うこともある。
1964年生まれ、愛媛県出身
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