日本のランニング大会の多くはエントリーが早く、半年も前に締め切ってしまう大会もあります。仕事などの予定が立たず、申し込めない人もいれば、抽選大会で落選した後、ほかの大会にエントリーしようとしても、申し込める大会がなくなってしまうというケースも。
一方、エントリーはしたものの、大会までの長い間に出場できなくなる人も当然います。
大会の多くは、エントリー数の10%程度が大会当日出走できないと見込んでいるとか。
RUNNETには、出場できなくなった人の権利を、ほかのランナーに譲る「ゆずれ~る」というサービスがあります。
年々導入大会も利用者も増えており、2017年は536大会、7435人のランナーが利用しています。
石川県金沢市の宮田彰仁さん(45歳)も「ゆずれ~る」を利用したひとり。
「金沢マラソンをメインに1年間練習してきたものの落選してしまい、目の前が真っ暗になりましたが、すでにエントリーが終了している富山マラソンに『ゆずれ~る』が出ていることに気づき、エントリーし、無事フルマラソンに出場することができました」
今年は福知山マラソンや富士山マラソンで、いったん締め切った後に再度募集するレイトエントリーが実施され、ランナーに好評でした。
少しでもエントリーしやすい環境をつくり、より多くのランナーに出場してもらうためにも、エントリーの仕組みや運用を柔軟に見直す必要性が、ますます高まっているのではないでしょうか?
通常のエントリーが締め切られた後でも、「ゆずれ~る」マークが出ていると、出場権を譲ってもらえる可能性があるので諦めないで
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