今年5月のケープタウンマラソン(南アフリカ)を走る川瀬さん
写真/本人提供 |
ランナーズで連載中の、活躍するシニアランナーを紹介する「走って輝く人生100年時代」。今回は、42歳から走り始め、マラソン年代別世界選手権(男子75〜79歳の部)で2連覇を達成した川瀬洋治さん(兵庫・75歳)の記事を一部編集して紹介します。
――日々のトレーニングについて教えてください。
武庫川の河川敷で週5回、1回12km前後のビルドアップ走を行っています。最初はキロ6分を超えるペースで入り、徐々にペースを上げていき、ラスト3kmはキロ4分20秒ほどになります。
月間走行距離は300kmが目標で、5年前から練習の質を高めるために、自分でポイント表を作成しました。1kmごとのタイムでポイントがつく仕組みで、キロ5分59秒(0.5ポイント)から4分5秒(8ポイント)まで10〜15秒刻みでポイントを設定しています。ランニング仲間からは「かわにゃんポイント」と呼ばれています(笑)。1回の練習での最低ノルマは10ポイント、月間目標は300ポイントです。
練習嫌いな自分でも、楽しく速く走れる方法がないかと考えました。ポイントがあると自然とペースを意識して、速く走るようになっています。
――42歳から走り始めたそうですね。
中学はテニス部、高校は柔道部、大学はワンダーフォーゲル部に所属しました。41歳のとき、西宮国際ハーフマラソンの3km(ファミリーの部)で、2人の子どもに負け、「お父さん遅い」と言われたことが悔しくて走り始めました。
――マラソンの年代別世界選手権(※)に出場するようになった経緯を教えてください。
走り始めた翌年にいまも所属する「武庫川スポーツクラブ」に入会しました。月間200kmほど走るようになり、59歳で3時間11分11秒(自己ベスト)をマークしました。
70歳で会社を退職し、月間走行距離を300kmに増やすと、21年の金沢マラソンで70代の部1位に。これをキッカケに、年代別世界選手権に出場するようになりました。
――2連覇を達成した今の心境を教えてください。
72歳で初参加してから、なかなか上位に入れませんでしたが、75歳のニューヨーク・シティで初優勝(3時間35分6秒)、今年5月のケープタウンで2連覇を達成しました(3時間48分58秒)。サブスリーもしたことのない自分が世界一になれるとは夢みたいなことです。
次の年代別世界選手権は来年3月7日の東京マラソン。男性では誰も達成していない3連覇に挑戦します。
ランナーズ9月号では、川瀬さんの詳細なインタビューを紹介しています。ぜひご覧ください。
※40歳以上のランナーを対象に、アボット・ワールドマラソンメジャーズが毎年開催する世界選手権。2021年に初開催され、男女ともに9つの年代区分で競われる。
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