群馬トヨタグループ株式会社・横田衛社長(65歳)。6月1日に開催された群馬トヨタグループ駅伝大会では「GTG役員」チームの1区を走った。表示タイムはチームのゴールタイム(写真/軍記ひろし)
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月刊ランナーズで好評連載中の「トップランナーのビジネス×ランニング」。企業の経営者や組織のトップに立つ人にランニング実践者は多く、そんな“トップランナー”にとって走ることはビジネスにどんな影響を与えているのかをインタビューする連載です。今月22日発売の8月号に登場するのは、群馬トヨタグループ株式会社代表取締役社長の横田衛さん(65歳)です。毎年6月に開催する群馬トヨタグループ駅伝大会には社内外から約800人、11月のぐんまマラソンにはグループから約300人が参加。『健康優良企業』をビジョンに掲げ、社内にランニング文化が根付いています。
――2005年に社長に就任されてから、会社を経営するうえで大切にしていることは何でしょうか。
「群馬トヨタグループ(GunmaToyotaGroup)は群馬トヨタ自動車、ネッツトヨタGTGぐんま、トヨタレンタリース群馬など6社で構成するグループ企業です。会社のロゴに使用している『GTG』に『GlowToGunma(群馬に輝きをもたらす)』という想いを込めて、地域貢献活動を重ねています。具体的には、群馬県内の市町村と包括連携協定を結び、たとえば災害時に電源供給車両を避難所などに貸し出しできるようにしたり、グループ各社の半期ごとの業績に応じて金額を決め、こども食堂ネットワークぐんまに寄付金を贈っています」
――スポーツイベントの支援もされています。
「ぐんまマラソン、中之条まちなか5時間リレーマラソン、ちよだ利根川おもてなしマラソン、安政遠足侍マラソンや自転車の榛名山ヒルクライム、榛名山トライアスロンなどに協賛するとともに、社員が盛んに参加しています。ぐんまマラソンには群馬トヨタから140人、グループ全体だと約300人が参加しています。参加費は会社が負担します」
――『健康優良企業』というビジョンを掲げています。その背景にあるものは。
「私が1986年に入社した頃は、自動車販売会社というと実績主義で、お客様のご自宅に夜討ち朝駆けで押しかけてご注文をいただく、というようなこともありました。たばこや深夜帰りの宴会も付きものでした。ある種ダーティで不健康なイメージを払拭し、働きやすい環境、誠実な対応を求めていくために『健康優良企業』というビジョンを掲げました」
――大きな変革だったのではないでしょうか。
「当時は店舗内でもスタッフの実績を比べる競争といった風潮がありました。時代にも合わなくなり、社員の定着にも結びつかない状況でした。バブルの崩壊、さらに自動車の電動化、自動化など自動車業界が大転換期を迎える中、生き残っていくためには、社員のチームとしての結束が大前提。誠実に仕事をして実績を出し、しっかり社員に還元できる環境をつくらなければならないと思いました。社長就任以来私は、良くないものを片付けて、いい文化を築いてきました。販売エリアである群馬、地域の人から『あなたの会社で買いたい』、人材の採用という点で学生からは『ここで働きたい』と選んでいただける会社作りを続けていきたいと考えています」
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――そんな中で、駅伝大会が社内のビッグイベントに成長しています。
「群馬トヨタグループ駅伝大会は2012年に始まり、健康優良企業を掲げる弊社の象徴的な行事になっています。今年は6月1日に開催し、グループ内から58チーム、一般企業から20チームの計78チームが参加しました。トヨタ自動車陸上長距離部からゲストで西山雄介選手や田中秀幸選手らもご参加くださり、大いに盛り上がりました。達成感の共有が社員のマインドの高揚につながっています」
――駅伝やマラソンが社員の共通体験になり、コミュニケーションの活性化につながっているのですね。
「大会前後はその話題で持ちきりになります。役員席でもよく『こないだの大会はキロ5分で走った』とか『そのとき心拍数はどうだった』という話になります。10年続けていると文化になり、文化になると、関係企業様など社外の方からも注目されるようになりました。いい循環になっていると思います」
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――ご自身は、ランニングにどういう魅力を感じていますか。
「フルマラソンの自己ベストは3時間35分で、3時間30分を切れませんでしたが、練習すればタイムが縮まるし、走れる距離も延びる。そこがランニングの面白いところです。マラソンを続けていることで、社員が『社長自らビジョンを体現している』『ウチの社長は大したもんだ』と尊敬の念を持って見てくれているようです。リーダーシップを取るには、そのようなことも大切だと思います」
今月22日発売のランナーズ8月号では、インタビュー全文を掲載しています。ぜひご覧ください。
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