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寝たきりの状態から2年弱で2時間30分切り ランとエアロバイクを併用

2026年2月20日
福岡国際マラソンには3年連続で出場している(写真/石田祥一)
福岡国際マラソンには3年連続で出場している(写真/石田祥一)

フルマラソン2時間30分切りの市民ランナーを紹介する連載「マイトレーニング」。今回は腰椎ヘルニアで寝たきりの状態になってから2年弱で2時間29分45秒をマークした佐川雄一さん(42歳)です。腰への負担を減らすため、エアロバイクを練習に取り入れています。


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整骨院オーナーの佐川さんは2017年に初マラソンを3時間28分57秒で完走。その後、本格的にマラソン練習を開始し、19年の東京マラソンでは2時間36分44秒をマークしました。

ところが、それ以降腰椎ヘルニアの症状が悪化。21年春には歩行も困難な状態となり、5月に東京の病院で手術を受けました。手術前には自宅の階段を上がれず、車のトランクで寝泊まりしながら通院する生活が約2週間続いたといいます。

「コロナ禍だったので整骨院の経営状況がどん底で、大会もなくなってしまった。だからこそ大会が再開されたらヘルニアからの復活という成功体験をして、人生を変えたかった」

手術後は約2カ月間走れませんでしたが、その間もエアロバイクでのトレーニングを継続しました。バイクは心肺機能への刺激を目的とし、脚への負担を抑えながら強度を確保できる点を重視しています。

「腰があまり丈夫ではなく、ランだけでは質と量をこなすのが難しいので、バイクとのセットでカバーしています」

手術後は23年1月の勝田マラソンで初めて2時間30分を切り、25年2月の別府大分で自己ベストを2時間29分8秒まで縮めました。トレーニングはエアロバイクとランニングを併用しており、水曜日はトラックでのスピード走、週末はロング走などを行います。バイクは週の前半に1回60分程度、ランニングの前に取り入れています。

また、年間の練習サイクルも意識的に区分しています。暑さが苦手なため夏はポイント練習をせず、マラソンに向けた本格的な走り込みは9月から翌年3月までに集中。春先と秋口はトラックレースにも出場し、スピードの底上げを図っています。月間走行距離は400~500kmです。

「5000mを常に15分30秒前後で走れる状態をつくってマラソン練習にシフトできれば、2時間25~26分台は狙えると思っています」


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佐川さんのより詳しい練習メニューはランナーズ4月号で紹介しています。



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