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【マイトレーニング】フルマラソン2時間15分の理学療法士「トレッドミルでキロ3分5秒の16kmビルドアップ走」

2026年1月23日
昨年12月の福岡国際マラソンを走る神直之さ 写真/石田祥一
昨年12月の福岡国際マラソンを走る神直之さん(写真中央)
写真/石田祥一

フルマラソン2時間30分切りの市民ランナーを紹介する連載「マイトレーニング」。今回は12月の福岡国際マラソンを2時間15分34秒で走り、自己記録を約5分更新した神直之さん(北海道・35歳)です。


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青森県出身の神さんは中学から陸上部に入部し、高校3年生の時に県大会の5000mで8位入賞(自己ベスト15分47秒)しましたが、全国大会には無縁の選手でした。高校の部活動を引退する前に初めて走った3000m障害で9分50秒、2回目となった東北選手権で9分26秒とタイムを縮め、「この種目に適性がある」と手応えを感じたといいます。

進学した北海道文教大学(理学療法学専攻)では陸上サークルで活動し、3年時に日本インカレの3000m障害に出場。出雲駅伝も北海道学連選抜のメンバーとして2度出走。卒業後は整形外科の理学療法士の職に就き、病院併設のフィットネスジムでパーソナルトレーナーも務めながら競技を続けてきました。

「学生時代に参加した北極星ACの練習で市民ランナーが互いに高め合う姿を目の当たりにして心を動かされました。また当時市民ランナーだった滑和也さん(その後実業団のSUBARUに所属)が実業団選手に競り勝っている姿に憧れて、自分も社会人になっても競技で結果を残したいと思うようになりました」

社会人になってまずターゲットにしたのは3000m障害。日本選手権には2016年から5度出場し、自己ベストを8分42秒78まで伸ばしました。その一方で、14年の東京マラソンで初マラソンに挑戦し、2時間22分56秒を記録。「2時間18分くらいで走れる可能性があるかもしれない」と、現在につながる感触も得ました。

現在はマラソンに取り組み、重きを置くのは「1週間のトータルでバランス良く強化すること」。トレッドミルやトラックでのポイント練習でスピードに磨きを掛けつつ、平日夜間の2部練習(計1時間半程度、20kmほど)と日曜日のキロ5分前後のロングジョグ(80〜90分程度)で距離を踏むことを意識しているといいます。

なかでもスピード持久力を養う16km前後のビルドアップ走は、練習の柱のひとつで「3分20秒〜3分05秒での16kmビルドアップ走をこなせれば、1500mからマラソンまでペース維持に応用が利きます」とのこと。積雪の影響で、11月中旬〜3月中旬はポイント練習の7割(春〜秋は1割)を体育施設のトレッドミルで実施するといいます。

練習のほとんどは単独で行い「大学時代からセルフコーチングで、ここまでくることができたのは『あきらめない気持ち』があったから。普通の人より自分を客観視して、何が足りないかを分析し、トレーニングを自分に最適化できていると思います」と神さんは語ります。

今年の秋に10000mで28分台を出し、福岡国際マラソンを2時間14分前後で走って、来年の東京マラソンで2時間12分台へ—―。明確なビジョンを描いてトレーニングを続けています。


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神さんのより詳しい練習メニューは、ランナーズ3月号で紹介しています。



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