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62歳で11年ぶりのサブスリー テレビ信州・小谷野俊介社長「15kmや20kmのペース走を増やした」

2025年12月25日

テレビ信州公式キャラクター「マイチャン。」と小谷野社長(写真/軍記ひろし)
テレビ信州公式キャラクター「マイチャン。」と小谷野社長(写真/軍記ひろし)

月刊ランナーズで好評連載中の「トップランナーのビジネス×ランニング」。企業の経営者や組織のトップに立つ人にランニング実践者は多く、そんな “トップランナー” にとって走ることはビジネスにどんな影響を与えているのかをインタビューする連載です。発売中の2月号に登場するのは、株式会社テレビ信州代表取締役社長の小谷野俊介さん(62歳)です。今年10月の金沢マラソンで、50歳時以来のサブスリーを達成しました。


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――10月の金沢マラソンでサブスリー、おめでとうございます。まず走り始めたいきさつからお聞かせいただけますか。

「40代半ばで番組プロデューサーになったことが始まりです。プロデューサーは対外的な折衝、出演者との交渉、トラブル処理などでストレスがたまります。オンエアが取材先の意に沿わない扱いになってしまって怒鳴り込まれることもありました。日本全国、いや、北京まで謝りに行ったこともあります。『また謝罪か……』と、布団の中で悶々としました。それがランニングを始めた動機です」
(※注 日本テレビ放送網で報道の仕事に携わり、番組プロデューサー等を経験。その後人事局長、経理局長を経て2022年6月に日本テレビ系列のテレビ信州代表取締役社長に就任)

――その後、レースに出るようになったのですか。

「初マラソンは河川敷の大会で、3時間50分くらいでした。その後、朝の情報番組『スッキリ!!』のプロデューサーになり、多忙で走る時間が取れなくなりました。再び走り始めたのは、2012年に夕方から夜にかけてのニュース番組の担当になってからです。『50歳を前に何か結果を出したい』という思いで取り組んだ末に、50歳だった2014年の別府大分マラソンでサブスリーを達成しました(2時間59分22秒)」

――その後も順調に走り続けたのでしょうか。

「ニュースセンター長になって、50代半ばは仕事の比重が重くなりました。ハムストリングや股関節などケガが増えて、さらにコロナもあり、その頃はあまり走ることに前向きではなかったです。58歳で長野に来た頃も、マラソンの記録はこのまま伸びずに終わるんだろうなと感じていました」

――今年の金沢で50歳の時以来のサブスリーをマークされました(2時間59分13秒)。どんな心境の変化があったのでしょう。

「長野は駅伝が盛んで『駅伝王国』と言われます。長野に来てから、12月、1月と毎週のように駅伝で長野のチームや長野出身の選手が活躍しているのをテレビで見ていると、ワクワクしてきて、『自分ももう一度、記録に挑戦しよう』という気持ちが湧き起こってきたんです。それが、還暦でのサブスリーを目指そうと思ったキッカケです」

――62歳でサブスリーはなかなかできることではありません。どんな練習をしているのですか。

「朝6時頃から走ります。まず善光寺で手を合わせてから、基本はジョグです。週に3、4回、キロ6分ペースで1時間、その日の体調、フォームを確認しながら走ります。以前は日によってペースがバラバラでしたが、ペースを一定にすることで走力が上がったと感じています。そこにポイント練習を入れると効果的だと考えています。1周300mのフラットなコースをレースペース以上で周回します。10kmから15km、長くて20km」

――年齢に応じて練習スタイルも変えましたか。

「練習日誌を読み返して、50歳のサブスリーのときと比べると、1000m全力のタイムは確実に落ちています。50歳では3分18秒、いまは3分30秒くらいです。一方、20km走でこなせるペースはそれほど違いません。ならば、こっちを維持することを目指そうと思い、15kmや20kmのペース走を増やしました」



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