2024年福岡国際マラソンを走る竹中さん(写真/石田祥一)
|
フルマラソン2時間30分切りの市民ランナーを紹介する連載「マイトレーニング」。
今回は福岡国際マラソンで2021年に2時間20分12秒(自己ベスト)、24年に2時間23分30秒をマークした竹中俊樹さん(和歌山・40歳)です。速さの秘訣は、夏場でも練習量を落とさず、年間を通して月間650〜900kmを走り込む練習スタイルにありました。
********
竹中さんは、中学校の時に陸上部で主に1500mを走っていましたが、高校ではスポーツから離れました。その後大学4年間と社会人1年目はラクロスに取り組み、社会人2年目から再びランニングを始めました。
「ラクロスは練習場所が遠方であったこと、時間的制約やスキル向上に限界を感じていたので断念しました。新たな趣味を見つけようと、気軽にできるランニングをはじめました」と竹中さんはいいます。
当初は10kmやハーフマラソンに出場していましたが、社会人生活に慣れてきた社会人5年目の2014年に和歌山県の紀州口熊野マラソンで初マラソンに挑戦。いきなりサブスリーの2時間48分58秒で走りました。
「フルマラソンを走るには練習量に不安があったので、準備してから出場しました。仕事が落ち着いてきた頃で、いいタイミングでした」
走り始めた当初から月間300kmほど走っていたといい、「いまも昔も量を重視しているのは脚づくりのためです。距離走が好きで、距離を踏むのに苦痛はありません。当時は走るほど記録が伸びていました」と話します。
2017年の大阪マラソンを2時間26分46秒で走ってサブ2.5を達成し、現在の練習スタイルに行き着いた2019年の福岡国際では2時間20分25秒、21年の同大会で2時間20分12秒(自己最高)を記録しました。
「年間を通じて月間走行距離は650〜900km。フルマラソン前でも練習量を調整するのは4日前のポイント練習が終わってから。脚に少し張りや重さがあるほうが、走りの感覚がいいんです」
「今年の夏も月間750kmほど走り、週末は朝6時からのロング走(20〜30km)のあとに、夕方は10〜15kmジョグを行ってマラソンのために脚をつくってきました」と竹中さん。年間を通してこの練習をこなしており、レース後半に大きく失速することがないとのこと。自己記録を出した2021年福岡国際では前半ハーフを1時間9分24秒、後半を1時間10分48秒でまとめています。
今シーズンの目標を2時間20分切りに置き、12月の福岡国際マラソンと来年2月の大阪マラソンに出場を予定しています。
「マラソンの自己ベストに比べて、5000mの自己ベストは15分20秒とスピードがないことが課題です。今年は例年に比べてスピード練習の比重を増やしています。今シーズンの結果次第で、練習内容を大きく変えることも考えています。練習仲間に45歳でフルの自己ベストを出している人がいるので、私も年齢に負けず頑張りたいです」
********
竹中さんのより詳しい練習メニューは、ランナーズ12月号で紹介しています。
※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ7月号 5月21日発売!
ロンドンで人類初の2時間切りが誕生!
「驚異的ペースアップの裏側」
4月26日に開催されたロンドンマラソンで、ケニアのセバスチャン・サウェ選手が1時間59分30秒をマークし人類初のフルマラソン2時間切りを達成しました。この記録が実現した背景について、筑波大学の鍋倉賢治先生が科学的見地から分析。今後の記録更新に向けての注目点についても言及しています。また瀬古利彦さん、藤原新さん、吉田響選手ら識者もコメントを寄せました。
第22回全日本マラソンランキング
2025年4月から2026年3月の1年間、日本国内で開催されたフルマラソンの各種データをまとめた「全日本マラソンランキング」。対象大会数は108大会で過去最多でした(前年度92大会)。メインのコンテンツの「フルマラソン1歳刻みランキング」は各年齢上位100位を掲載。本誌に掲載の、ランキングで誕生した記録やストーリーをピックアップする「偉大な記録からほんわかストーリーまで 全日本マラソンランキングトピックス×18」特集も合わせてお読みください。
週一スピード走は月間走行距離100km増と同効果!
& プレイバックRUNNERS Since1976「継続できるスピード走」
今年、ボストンマラソンの参加者(2022年)を対象にしたトレーニング調査の結果が報告されました。それは「レース記録は、走行距離に加え “スピード練習の回数” と強く関連している」というもの。この研究を踏まえて、兵庫県立大学の森寿仁先生が春先からスピード走を実践することの有効性を解説します。
本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!
「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。
※こちらから記事検索ができます。