「韋駄天クラブ」は「素晴らしい走る世界を2万人いるグループ全体に広めたい」と2009年に立ち上げた社内ランニングクラブ(写真/軍記ひろし)
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月刊ランナーズで好評連載中の「トップランナーのビジネス×ランニング」。企業の経営者や組織のトップに立つ人にランニング実践者は多く、そんな “トップランナー” にとって走ることはビジネスにどんな影響を与えているのかをインタビューする連載です。
発売中の8月号に登場するのはTISソリューションリンク株式会社代表取締役社長の宮下毅さん(59歳)です。2時間32分8秒の自己ベストを持ち、2024年度フルマラソン1歳刻みランキングは59歳の部で2位(2時間45分49秒)。伸び悩んでも走り続けた時期を振り返り、「継続することで、ある日突然、壁を破れることがある」と語ります。今回はその一部をご紹介します。
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――4月から現職となり、生活環境は変わりましたか。
「いえ、全然。もう何十年、早起きして、走って、会社へ行って(笑)」
――ランニングを始めたキッカケは。
「29歳でニューヨークに赴任した頃、減量しようと思ったことがまずあります。それと、マンハッタンのレストランに行った際、ニューヨーク・シティマラソンのスタート地点のヴェラザノブリッジを臨む景色が、美しく輝いていて感動したんです。それで、よし走ろうと」
――元々ハンドボールをしていたそうですね。
「中学から大学まで10年ぐらいほぼ補欠でしたが、試合に出られなかった分、走り込んでいたので、走るのは得意でした。ただ、アメリカで走り始めた当初は5kmがやっと。初マラソンのニューヨーク・シティは4時間13分くらいでした」
――初マラソンの感想は。
「もうやりたくない、です。レース後は半年くらい全く走りませんでした」
――それでも再開した理由は。
「春になってセントラルパークがまぶしく見えたんです。実は初マラソンまでは、とにかく追い込んで走っていたのですが、それでも4時間以上かかったので、どうせ速くならないのならと、ゆっくり走り始めたんです。そんなふうにのんびり走っていたら、次回のニューヨーク・シティで3時間19分で走れました。その後もゆっくり長く走ることを続けていたら、帰国前のボストンでは2時間42分が出ました」
――ランニングを継続するコツは何でしょう。
「日誌が大きかったかもしれません。ニューヨークの紀伊國屋でランナーズを買って、97年から付録のダイアリーをつけはじめました。そうしたら、練習が続くようになり、大会に出続けることが、定着したように思います。大会に出続けていたら、低迷状態から突然、ポンと成長することがある。そこで、日誌を振り返ると、何をどれだけやれば、どんな成果が身体に現れるのか、分かるようになったんです。それで、書くことはいいことだと思うようになりました」
――そして、タイムが良くなって、記録も狙ってみるかと。
「はい。ただ、記録を狙うとダメなもので、そこから伸びなくなりました。アメリカで2時間42分台を出して帰国し、次は別大マラソンに出られる2時間40分切りをターゲットにしました。すると2時間41分は何度か切れたのですが、40分の壁は崩せない。そこで一度基本に戻ろうとインターバルをやめ、再びLSDを中心に変えました。すると、99年のつくばで2時間37分台を出して、2000年の別大で34分台までジャンプアップしました」
――一気に上がりましたね。
「『何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く』という言葉がありますが、本当だと思いました。ダメな時、そこで諦めたら伸びない。会社の人たちにもよく言うのですが、成長は不連続だから、続けることが大切なんです」
――そこで壁を破り、さらに記録も伸びた。
「2時間34分台を出した翌年、2時間32分16秒まで記録が伸びました。ただ、そこから4年ほど停滞し、05年の別大で2時間32分8秒の自己ベストをマークしました。やはり継続することで、ある日突然、壁を破れることがあるんです」
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発売中のランナーズ8月号では、インタビュー全文を掲載しています。ぜひご覧ください。
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