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今後の意気込みを語った田中希実選手
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女子1500m、5000mの日本記録保持者である田中希実選手が9月25日、都内で活動報告会を開き、パリオリンピックやダイヤモンドリーグ(世界陸連が主催する国際大会)に挑戦した2024年シーズンを「幸せだったという一言に尽きる」と総括しました。
今季は1500mと5000mで自身の持つ日本記録(3分59秒19、14分29秒18)に迫り、夏のパリオリンピックには2種目で出場。しかし、パリでは2種目とも決勝進出を逃し、「自分に足りないところがあるとしたら、世界の本当のトップオブトップを目指すところ。今までも世界のトップというのは口にはしていましたが、それまでとは違った意識で、本当にそこだけを一点集中して、普段の練習や生活から取り組んでいかなければいけないと思うようになりました」と語りました。
田中選手が目標にしているのは2023年に1500mと5000mで世界記録を塗り替えたフェイス・キピエゴン選手(エチオピア)と、1500m、5000m、1万m、マラソンでオリンピックのメダルを手にしたシファン・ハッサン選手(オランダ)です。
「トップオブトップの気風というか雰囲気があって、いろんな人に影響を与えているので、私もその一員になりたいという思いがすごく強くなりました」
そして、将来の1万mやマラソンへの挑戦についてのビジョンも明かしました。
「ハッサン選手はマラソンの練習をしていても5000mを14分30秒くらいでは走るので、トラックに戻ってきても戦えますが、私はスピード自体がそこまで達していません。トラックとマラソンを並行してみたい気持ちはありますが、どちらも中途半端になってしまいます。(トラックで)できるだけの地力をつけた上でマラソンをやりたいです」
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