大会新記録で2年ぶり7回目の総合優勝を果たした青山学院大の9区・倉本玄太選手から10区の宇田川瞬矢選手へのタスキリレー(写真/青山義幸)
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第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称:箱根駅伝)の復路は1月3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間109.6kmで行われ、前日の往路を制した青山学院大が10時間41分25秒の大会新記録で2年ぶり7回目の総合優勝を果たしました。
従来の大会記録は10時間43分42秒(青山学院大=2022年)で、2分17秒の更新でした。
駒澤大が6分35秒差の2位に入り、城西大が3位、東洋大が4位に続きました。以下、國學院大、法政大、早稲田大、創価大、帝京大、大東文化大までが次回大会のシード権を獲得しました。
青山学院大は8区の塩出翔太選手、9区の倉本玄太選手が区間賞に輝いたほか、6区と10区が区間2位、7区も区間3位と堅実な走りで後続との差を広げました。10区間のうち5区間が区間賞でした。
過去10大会で7度目の優勝ができた勝因について、原晋監督は「ギネス級」と表現した選手層の厚さと、2017年度に修士論文を書いたことを挙げました。
「春先は5000mを強化し、夏に走り込み、秋に1万mというやり方が箱根駅伝に合っているのではないでしょうか。チームの5000mの平均は14分00秒で、世界広しと言えどもこんなチームはないと思います。早稲田大学大学院で『箱根駅伝メソッド』という論文を書いて体系化したことで、トレーニングを柔軟に対応できるようになりました。(チーム内でインフルエンザが蔓延して)12月前半は優勝なんてできっこないという状態でしたが、基本軸があったことで、3週間で立て直せたと思います」(原監督)
9区で区間賞だった4年生の倉本選手は「走りながら今まで辛かったことがフラッシュバックしてきて、それが苦しくなってから踏ん張れた要因になりました。今まで三大駅伝を走れませんでしたが、最初で最後の箱根を区間賞で終われたことを幸せに思います」と話しました。
2位の駒澤大・藤田敦史監督は「登録メンバーの中で走れない選手はおらず、状態の良い者から選びました。1~3区は想定タイムより速かったのに、相手がそれ以上だった。箱根駅伝は難しいですね」と同じく3冠を逃した自身の学生時代を重ねながら総括しました。
最優秀選手に贈られる金栗四三杯は、5区で区間記録を更新した城西大の山本唯翔選手が受賞しました。
金栗四三杯を受賞した城西大の山本唯翔選手(写真/小野口健太)
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