![]() マラソングランドチャンピオンシップでは複数のランナーがハーフタイツで出走(写真/菊池陽一郎)
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一昔前に比べ、ロードレースで『ハーフタイツ』をはくランナーが増えています。10月15日に開催された「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」でも多くのトップ選手が『ランパン(ショートパンツ)』ではなくハーフタイツを着用していました。
なぜハーフタイツを好むランナーが増えたのか、ランパン全盛の時代にタイツをはいてレースに出ていた2012年ロンドンオリンピック代表の藤原新さん(現・スズキアスリートクラブ男子マラソンヘッドコーチ)に、使うようになった理由とメリットを聞きました。
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2012年の東京マラソンに向けて練習していた時に、ランパンを忘れてショートタイツで走ったことがあったんです。そうしたら意外といい走りができたので、2月の丸亀ハーフもショートタイツで出ることにしました。ただ、当時はタイツで試合に出る日本の長距離選手はいませんでしたし、結果が悪かったらいろいろ言われそうで恥ずかしいなと思って、賭けのような気持ちでした。しかし、そこで1時間1分34秒の自己ベストが出て、東京マラソンも同じスタイルで走ったところ、2時間7分48秒(当時日本歴代7位)で日本人トップになり、ロンドンオリンピックの代表に選ばれました。
タイツをはくとインナーマッスルやハムストリングスを動かしやすくなる感覚があります。走りのブレも抑えられ、フォームが良くなる気がするんです。ランニングパンツのようにヒラヒラせず、肌をピタッと覆ってくれるのも良いですね。生地を通して “動きの認識度” が上がる印象を受けました。
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ランナーズ12月号では現在発売されている高機能ハーフタイツの特徴をまとめて紹介しているほか、藤原さんだけでなく“タイツマニア” の中田崇志さんにも活用法を聞きました。興味のある方はぜひご覧ください。
![]() 2012年の東京マラソンでタイツをはいて日本人トップ(2位)になった藤原新さん
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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」
1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。
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早大のランニングサークル「早稲田ホノルルマラソン完走会」出身、卒業後1年で9月の世界陸上マラソン日本代表まで駆け上がった小林香菜選手と、今年の箱根駅伝2区を日本人最高記録で走破、創価大を卒業した今春から実業団サンベルクスと契約を結びプロランナーとして活動を開始した吉田響選手にそれぞれインタビューしました。
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