ランナーズonline

世界陸上マラソン銅メダルのエチオピア選手は元東京国際大学留学生 当時のチームメイトは「給水を手伝ってくれる優しい性格だった」

2023年9月01日
東京国際大学時代のルウル選手(池田さん提供)
東京国際大学時代のルウル選手(池田さん提供)

8月27日までハンガリーのブダペストで開催された第18回世界陸上競技選手権の男子マラソンでは、ケニアとエチオピアの強豪国が苦戦。両国を合わせた最上位は2時間9分19秒で銅メダルを獲得した、ルウル・ゲブレシラシエ選手(エチオピア)でした。
ルウル選手は実は、2012年から東京国際大学に所属(途中で退学)。当時、チームメイトで現在も市民ランナーとして走り続けている池田大樹さん(31歳)に思い出を語っていただきました。


********


ルウルは東京国際大学初の留学生でした。入学直後の記録会で5,000m 13分30秒台というかなりの記録で走ったのですが、箱根駅伝予選会では1年時27位、2年時3位とそこまでずば抜けた成績ではなかったです。ただ、最長でも16kmペース走しかしていなかったので、長い距離の練習をすれば強くなるだろうなとは思っていましたね。
走力が違ったので我々とは別に練習していましたが、自分の練習後ロング走をしているチームメイトの給水を手伝ってくれたり、出ないレースでも応援に来てくれたりと優しい面がありました。
また、ジョギングでも舗装路を走るのではなく、車で20分程度の距離だった未舗装路で走ることを希望するなど競技に対する意識はとても高く、それが今につながっているのだと思います。
途中で退学してプロになったので「どうしているかな」と気にしていましたが、2018年のドバイマラソンで2位になったことで活躍を知ることができ、うれしくなりました。今回の世界陸上は自分が北海道マラソンを走った後にホテルでテレビ観戦しました。途中先頭に立った時は行けるぞ! と思いました。でも、その後先頭の選手の斜め後ろに下がった時は「厳しいかな?」と感じましたね。昔からラストスパートが弱くて、後半は後ろを振り返って順位を確認するクセがあったので変わっていませんでした(笑)。ぜひ2年後の東京大会にも出場してもらって、「覚えてる?」と聞いてみたいです。



※こちらから記事検索ができます。

ランナーズ8月号 6月20日発売!


ハーフマラソン1歳刻みランキング発表!
あなたは中間タイム(男性1時間57分、女性2時間13分)より速い?

2024年4月~2025年3月に開催されたハーフマラソンの完走記録データを集計した「2024年度ハーフマラソン1歳刻みランキング」を月刊ランナーズ8月号で発表しました。
年齢ごと上位100位の名前とタイム、各大会の完走人数や中間タイムなどを掲載しています。ぜひご覧ください。


レース攻略法&札幌ガイド
「北海道マラソンを楽しみ尽くす!」

月に開催されるフルマラソン「北海道マラソン」。夏のレースに挑戦するランナーに向けた「事前の準備」や「当日の攻略法」「打ち上げにピッタリのお店」など、レースの前後を含めて楽しみ尽くすための情報をまとめました。

今、ハーフマラソンが熱い!

ハーフマラソンランキングとあわせ、もっとハーフマラソンを楽しむための特集として対象125大会を特徴別に分類した「大会ガイド」や「ハーフを極めてフルが速くなるためのトレーニング法」「タイムの価値が分かる!? ハーフマラソン偏差値」も掲載。ハーフマラソンを満喫するための1冊となっています。



本誌購入は年会費7,800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&2011年1月号以降が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7,800円の超お得なプランです。



※こちらから記事検索ができます。

「ランナーズonline」 一覧に戻る