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東京国際大学時代のルウル選手(池田さん提供)
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8月27日までハンガリーのブダペストで開催された第18回世界陸上競技選手権の男子マラソンでは、ケニアとエチオピアの強豪国が苦戦。両国を合わせた最上位は2時間9分19秒で銅メダルを獲得した、ルウル・ゲブレシラシエ選手(エチオピア)でした。
ルウル選手は実は、2012年から東京国際大学に所属(途中で退学)。当時、チームメイトで現在も市民ランナーとして走り続けている池田大樹さん(31歳)に思い出を語っていただきました。
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ルウルは東京国際大学初の留学生でした。入学直後の記録会で5,000m 13分30秒台というかなりの記録で走ったのですが、箱根駅伝予選会では1年時27位、2年時3位とそこまでずば抜けた成績ではなかったです。ただ、最長でも16kmペース走しかしていなかったので、長い距離の練習をすれば強くなるだろうなとは思っていましたね。
走力が違ったので我々とは別に練習していましたが、自分の練習後ロング走をしているチームメイトの給水を手伝ってくれたり、出ないレースでも応援に来てくれたりと優しい面がありました。
また、ジョギングでも舗装路を走るのではなく、車で20分程度の距離だった未舗装路で走ることを希望するなど競技に対する意識はとても高く、それが今につながっているのだと思います。
途中で退学してプロになったので「どうしているかな」と気にしていましたが、2018年のドバイマラソンで2位になったことで活躍を知ることができ、うれしくなりました。今回の世界陸上は自分が北海道マラソンを走った後にホテルでテレビ観戦しました。途中先頭に立った時は行けるぞ! と思いました。でも、その後先頭の選手の斜め後ろに下がった時は「厳しいかな?」と感じましたね。昔からラストスパートが弱くて、後半は後ろを振り返って順位を確認するクセがあったので変わっていませんでした(笑)。ぜひ2年後の東京大会にも出場してもらって、「覚えてる?」と聞いてみたいです。
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