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初優勝した市民ランナーの澤畠朋美選手(写真/釜石由起)
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北海道マラソン2023は8月27日(日)、札幌市の大通公園を発着点とする42.195kmのコースで開催され、男子はパトリック・マゼンゲ・ワンブィ選手(NTT西日本)が2時間20分54秒、女子は市民ランナーの澤畠朋美選手(さわはた~ず)が2時間38分18秒でそれぞれ初優勝しました。男子は岩田拓海選手(JFEスチール)が5秒差の2位に続きました。
澤畠選手は埼玉県所沢市で父・正裕さんが院長を務めるさわはた動物病院で動物看護士として働いています。両親と弟・智樹さんも走っているランナー一家で、高校時代は陸上部に所属し「3,000mでようやく県大会に出られるレベル」でしたが、大学4年から始めたフルマラソンでは榛名湖、ぐんま、黒部名水、富士山、松本などで優勝しています(ぐんまマラソンは2015年以降で6回優勝)。
今大会は毎年参加していた地元の大会がなかったことから「2時間40分が切れたら」とエントリー。「私にとっては気温もそこまで上がらず、湿度もちょうど良かったです」と終盤まで5km18分台のペースを維持し、37km付近で首位の池内彩乃選手(デンソー)を逆転しました。
「実業団選手と一緒にスタートできる大会は多くないですし、市民ランナーとして上位に入れたことはうれしいです。寒いのが極端に苦手なのですが、フルマラソンの自己ベスト(2時間34分46秒)を更新し、ウルトラマラソンも走ってみたい」と今後の目標を明かしました。
今大会はスタート時(午前8時30分)の気温が29℃(湿度78%)で、10時30分には30℃まで上昇。この影響か男子の優勝記録は第1回大会の1987年(2時間24分28秒)以来35年ぶりに2時間20分を切れず、女子も1989年以降では最も遅い優勝記録となりました。完走率は前回(90.3%)を下回る81.1%(出走1万8020人、完走1万4,620人)でした。
男子の優勝はパトリック・マゼンゲ・ワンブィ選手
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午前8時30分に札幌市の大通公園をスタート
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