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世界陸上の5000mで日本記録を更新して決勝進出を決めた田中希実選手
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ハンガリーのブダペストで開催されている第18回世界陸上競技選手権で、8月23日の女子5,000m予選2組に出場した田中希実選手が14分37秒98の日本新記録で6着に入り、決勝進出を決めました。決勝は日本時間の27日3時50分にスタートします。
従来の日本記録は2021年に廣中璃梨佳選手が樹立した14分52秒84。田中選手は今年7月に14分53秒60(当時日本歴代3位)の自己ベストを出していましたが、それを約16秒も縮めました。また、トラックでは1000m、1500m、3000mに続いて4種目の日本記録保持者となりました。
今大会は先に行われた1,500mで準決勝を通過できませんでしたが、5,000mは3大会連続の決勝進出です。レース後は「日本記録は狙っていましたが、(14分)30秒台のタイムは自分でも予測してなかった。すごくうれしいです」と話しました。
田中選手が同志社大学時代にゼミの指導教官だった石井好二郎先生は、過去にファルトレクの導入を勧めたことがあり、それが田中選手の成長の一因になったのではないかと考察しています。ファルトレクの科学的な効果については石井先生の解説記事をご覧ください。
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