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あなたにはどのシューズが合っている?(写真/小野口健太)
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現在発売中のランナーズ8月号では13メーカーにご協力いただき、各社の最新厚底シューズを紹介。また、東京大学大学院生で箱根駅伝の関東学生連合メンバー、古川大晃さんと筑波大学大学院で厚底シューズについても研究する小川慶図さんの2人が、「そもそもなぜ速く走れるの?」「市民ランナーにも効果があるの?」といった様々な疑問に答えてくれました。今回はその中から、「自分にあった厚底シューズの選び方」に対する小川さんの返答を抜粋して紹介します。
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小川さんが日本体力医学会で発表した「ランニングシューズの違いがランナーの走の経済性に与える影響について」という実験結果では、ナイキのアルファフライ、アシックスのメタスピードスカイを着用した場合、従来のシューズに比べてストライドが伸び、ピッチは低下することがいずれも確認され、「走の経済性(ランニングエコノミー)を改善することが明らかにされた」と結論づけています。
ちなみに、その後、メタスピードエッジで実験したところ、スカイと同様の結果が得られたといい、「各社のシューズはどれもすでに一定のレベルに達しているといえるのではないでしょうか」
こうなると、どれをはけばいいのか迷いそうですが、小川さんは「結局、個人的には自分がはいてテンションが上がる(速く走れそうと思う)シューズを使うのが一番いいと思っています。ランナーにはそれぞれ身体やフォームに個性があり、最適なシューズは違う可能性が高いからです」と語っています。
そのうえで、参考になる実験を紹介してくれました。それは、薄底シューズに100gずつ重りを追加していって、ランニングエコノミーを調べた研究で、重りなしの一番軽いケースが最もエコノミーが良くなる結果が出たといいます。「つまり、同じぐらい気に入ったシューズが2足あるのなら、軽い方を選べばいいと思います」というのが小川さんの意見でした。
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さらに、8月号の誌面では「薄底から厚底になって変わった10のこと」やサブスリーランナーでもある読売新聞の近藤雄二記者が最新13足をはいた感想も掲載しています。ぜひご覧ください。
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