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ターゲットとなるフルマラソンの2~3週間前にハーフマラソンに出場する人は多いと思います。
通常のトレーニングと違ってレース独特の雰囲気で、いつも以上に追い込める点はメリットですが、注意したいことがひとつ。
「せっかくレースに出るのだから」と、2~3日前から練習量を落として調整するのはNGです。
あくまでも最終的な目標は、その後に控えているフルマラソン。
その調整としてハーフマラソンに出場する場合は、スタートから身体が重く、息も苦しく「もう走るのを止めたい」という気持ちを背負いながら目標とするフルマラソンのペースで走り切ることがベストです。
苦しみながらペースをキープすることで、42kmを耐えきれる脚力につながるのです。
「フィニッシュした後に、なんだか身体が軽くなって、ダウンジョグをしてしまった」という状態になったら、フルに向けた調整はかなり順調な証拠です。
実際に、目標となっているフルマラソンの前にハーフを走った人に話を聞いてみると、
「フルマラソンで2時間50分切を目指しています。上り坂が苦手なので、事前にアップダウンの激しいハーフマラソンに出場しました」という方もいました。
もし可能なら、目標となるフルマラソンに近いコース状況の大会でシミュレートしたり、自分の課題となっているポイント克服に役立つようなハーフマラソンを選べると理想ですね。
※月刊ランナーズより抜粋
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