ランナーズonline

RUNNERS ONLINE

大東文化大学がトップ通過、立教大学は55年ぶり復活! 箱根駅伝予選会は今年も白熱

2022年10月17日
55年ぶりの箱根駅伝出場を決めて喜ぶ立教大学の選手たち
55年ぶりの箱根駅伝出場を決めて喜ぶ立教大学の選手たち

第99回箱根駅伝駅伝予選会は10月15日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスタート、国営昭和記念公園にフィニッシュするハーフマラソンコース(21.0975km)で行われ、総合トップの大東文化大学が4年ぶり、3位の城西大学が2年ぶり、6位の立教大学が55年ぶりの本大会復活を決めました。

予選会は各校上位10人の合計タイムで競い、総合10位までの大学が来年1月2~3日に開催される第99回箱根駅伝の出場権を獲得します。43大学505人が出走する中、10位の国士舘大学と11位の神奈川大学との差はわずか34秒で、ひとり4秒の差が明暗を分ける激戦でした。

個人ではワンジク・チャールズ・カマウ選手(武蔵野学院大学)が1時間0分58秒でトップを占めました。日本人最上位は1時間2分32秒で8位に入った木村暁仁選手(専修大学)でした。

大東文化大学の真名子圭(きよし)監督は今年3月から母校の再建を託され、就任1年目でチームを箱根路に導きました。仙台育英高校(宮城)の監督として2019年には全国高校駅伝で優勝している真名子監督は「最初は厳しいと思いました。高校生以下の練習をしているし、やっぱり本戦に出られないチームだなと感じました」と就任当初を振り返ります。「選手たちが(箱根駅伝を)あきらめなかったことが一番」と勝因を語りました。

立教大学は2018年12月に上野裕一郎監督を招へいし、わずか4年目で『最長ブランク』からの復活です。現役トップランナーで元日本代表の上野監督は大学生と一緒に練習しながらコミュニケーションを取っています。「55年ぶりの出場でもシード権が取れるように指導していきます」と本戦を見据えていました。


箱根駅伝予選会 総合成績

1)10時間40分39秒 大東文化大学
2)10時間41分41秒 明治大学
3)10時間42分09秒 城西大学
4)10時間42分29秒 早稲田大学
5)10時間43分34秒 日本体育大学
6)10時間46分18秒 立教大学
7)10時間46分55秒 山梨学院大学
8)10時間46分56秒 専修大学
9)10時間47分03秒 東海大学
10)10時間48分55秒 国士舘大学
----10位までが箱根駅伝に出場----
11)10時間49分29秒 神奈川大学
12)10時間51分25秒 中央学院大学
13)10時間52分02秒 日本大学
14)10時間52分40秒 麗澤大学
15)10時間53分50秒 筑波大学



ランナーズ1月号 11月22日発売!


新提案! 年代とタイムで算出
あなたの「マラソン偏差値」はいくつ?

フルマラソンのタイムから年代・性別ごとに「マラソン偏差値」を算出! 男女別に各年代の偏差値70、65、60、55、50、45のタイムを一覧にして掲載しています。
「最近加齢で記録が低下してきた」という方のモチベーションアップに、年齢や性別が異なるランニング仲間との記録の比較として、ご活用ください。

「マラソン大会の応援」は人を元気にする!

ランナーズ編集部が実施したアンケートでは、大会でランナーを応援した1148人のうち88.1%の人が「元気度がとても上がった」もしくは「少し上がった」と答えました。
さらに「日常生活でよりアクティブになった」「精神的に前向きになった」と行動の変化を表す回答も。読めばマラソンの応援に行きたくなる本特集、ぜひご覧ください。

フルマラソンレース中の
「三大困った」(腹痛・脚つり・トイレ)を解決!

どんなに練習を積んでも、万全の準備をしても、なぜかトラブルが起こってしまうのがフルマラソンです。この特集では、多くのランナーが経験する「腹痛」「脚つり」「トイレ問題」に対し、コーチや専門家が事前の対策や当日の対処法を指南します。「トラブルなく快走したい」というランナー必見です!



本誌購入は年会費7800円「ランナーズ+メンバーズ」がお勧め!

「ランナーズ+メンバーズ」は毎月最新号が自宅に届く(定期購読)だけでなく、「デジタルで最新号&過去12年分の記事が読み放題」「TATTAサタデーランが年間走り放題」「会員限定動画&コラム閲覧可」のサブスクリプションサービス! 年会費7800円の超お得なプランです。



「ランナーズonline」 一覧に戻る