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ランナーズ9月号の表紙モデルは「プロランナー」の岩出玲亜さん

2022年8月10日
(写真/小野口健太)
(写真/小野口健太)

現在発売中のランナーズ9月号の表紙を飾るのは2014年の横浜国際女子マラソンで2時間27分21秒、当時の10代日本最高記録をマークした岩出玲亜さん(27歳)です。
今は実業団に属さないプロランナーとして活動しています。


普通の生活を送る同年代が羨ましくて仕方がなかった

アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんと同じ三重県津市に生まれ、中学1年から陸上競技を始めました。それまではバレーボールが好きでしたが「身長160cmに満たなければバレーボールは諦めよう」が親との約束だったといいます。
愛知県の豊川高校では全国高校駅伝2位を経験し、実業団ノーリツに入社しました。
「野口さんの郷里で育ったこともありましたし、トラックレースで通用するようなスピードを持っていなかったので、早いうちにマラソンを走りたい、と思っていました。ノーリツに入社したのもマラソンに積極的に出場する風土があったからです」
当時は東京オリンピックの開催が決まった直後で、世間のムードは東京一色。ところが次にくるオリンピックは2016年のリオデジャネイロ(ブラジル)。
入社2年目で迎えた初マラソン(14横浜国際女子)のテレビ中継では「東京オリンピックに注目が集まっていますが、私はリオ五輪に出たいんです」というコメントが紹介されました。
この言葉の真意を聞くと、「厳しい競技生活を送ってきたので、いわゆる普通の生活を送る同年代が羨ましくて仕方がなかったんです。だからリオに出場して早く引退したかった」
リオの代表には選ばれず東京オリンピックを目指すにあたって選んだ進路が、株式会社ドームの支援を受け競技を続けることでした。東京オリンピックは最終選考レースMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)まで進みましたが、目標はかないませんでした。
「東京を目指すことを前提にドームに支援いただいていたので、その目標が途絶えたからには独立しようと決意しました」


いわで・れいあ
フルマラソン自己ベストは2019年の名古屋ウィメンズでマークした2時間23分52秒。帝京大学ラグビー部前監督の岩出雅之氏が叔父に当たる。


現在発売中のランナーズ9月号では、岩出さんが語る競技引退後の夢などを掲載しています。

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練習変えずにフルが5分速くなる(?)
「ランナーよ、ピッチを上げろ!」

1月の大阪国際女子マラソンで日本人トップの2位に入り、世界陸上の日本代表に選出された小林香菜選手は1分間のピッチ数が220以上。取材を行うと、「ピッチを上げる」ことは市民ランナーがタイムを上げるのに適した方法でした。特に中高年ランナーの皆さんはピッチ増によるタイム短縮の可能性大! 速くなりたいランナー必読です。


春から実践! 速くなるダイエット×15

タイムを縮める上で、減量が効果的な手段であることに疑いはありません。ダイエットというと「美味しいものを食べるのを我慢しなければいけない」というイメージを持ちがちですが、「日々の習慣を少し変える、工夫するだけで減量できるテクニックはたくさんある」と、研究者で自己ベスト2時間46分の記録を持つ髙山史徳さん(34歳)は言います。髙山さん監修のもと「速くなるダイエット×15」を伝授します!

【特別インタビュー2本立て】

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