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7区から8区への中継直前で転倒する選手(写真/軍記ひろし)
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8月7日(日)に静岡県御殿場市で「第47回富士登山駅伝」が開催されました。
この大会は御殿場市陸上競技場(標高521m)をスタートし、富士山山頂(標高3720m)までを往復する全長48.19km、標高差3199mの駅伝です。今年は一般の部に52チーム、自衛隊の部に26チームが出場。山頂の6区を除いて、自身が上った区間を下り、2回走るのが特徴です。7区・8区の選手が走る名物「大砂走り」の区間では、速い選手になるとキロ2分ペースで駆け下ります。
毎年アールビーズでは社員がチームを作り、今年で出場は13回目。
山頂区間の6区(4.92km)を走った編集部の梅田がレポートします。
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当日の朝5時、6区の選手は御殿場市陸上競技場に集合。シャトルバスで富士宮口へ移動し、そこからプリンスルートを経て中継所である砂走館(標高3090m)まで登山しました。例年は山小屋で前泊するのですが、新型コロナ対策で宿泊はせず全員が登山することになったので、ここでどれだけ体力を残しておけるかもポイントでした。
1時間30分ほどで中継所に到着してからは、山小屋の周りの屋根のないところに場所を確保し、選手が来るのを3時間以上待っていました。周りのチームでは同行したサポーターと雑談する声が聞こえるなか、私はひとり……。睡眠をとったり、コースを少し試走したりして過ごしていました。
午前9時、1区の選手が御殿場市陸上競技場をスタート。
私は中継点である砂走館(標高3090m)でラジオ中継を聞きながら、自分の番が来るのを待っていました。
一般の部の1位が通過して10分ほどで係員からゼッケン番号を呼ばれ、私は7位で5区の岡嶋からタスキリレー。中継所ですでに標高は3000mを超えているため、走り出してすぐに呼吸が乱れました。足元は砂れきや岩で足をとられ、思うように進めません。つづら折りの登山道を必死に上っていると、登山客から「ランナーズ頑張れ」と応援されたのがとても力になりました。
山頂に着くと、富士山浅間大社奥宮でタスキに印を押してもらい、すぐに上ってきた道を下り始めます。山頂滞在時間は数十秒です(せっかく上ってきたのに!)。下りでスピードが出る一方、足元が悪くてバランスを取るのが大変で、私は一度転倒。それでもすぐに立ち上がって中継所目指して必死に下りました。
結局私のタイムは上りに43分、下りに16分かかり、59分8秒。2人に抜かれてしまい、9位で再び岡嶋にタスキリレーしました。その後、10区で1人抜かし、ランナーズチームは4時間31分54秒で8位でした。
【一般の部優勝】清水ランニングクラブ(4時間5分44秒)
【自衛隊の部優勝】御殿場・滝ケ原自衛隊(3時間45分56秒)
ランナーズチームの7区岡嶋智己から8区三島健太へタスキリレー
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6区砂走館(標高3090m)前の中継所
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