下田貴志さん(Ureshino Athlete代表)
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暑さでモチベーションが落ち気味になっている方におすすめなのが、ミニイベントを活用することです。e-moshicomでは、トラックやトレイル、ツアーなどさまざまなイベントの参加者募集をしています。
そんなe-moshicomを使い、イベントを主催する下田貴志さん(32歳)に手記を綴ってもらいました。下田さんは、佐賀県で嬉野市役所勤務を経て、ランニングクラブ「Ureshino Athlete」を立ち上げました。市民ランナーにも自分よりも速いランナーのスピードを体験してもらいたいとオリジナルイベント「Train Games Saga」を開催しています。
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私は高校3年の夏、甲子園予選で敗退後に駅伝部の助っ人に呼ばれたのがキッカケで走り始めました。県高校駅伝1区区間3位などを経験して、流通経済大学に進学。1年時には箱根駅伝予選会でチームトップ(62分18秒)になって、関東学生連合チームに選ばれました。この時、今も現役で走っている川内優輝さん(あいおいニッセイ同和)と梶原有高さん(ひらまつ病院)がチームメイトでした。
卒業後は地元の嬉野市役所に就職。地元の市町対抗駅伝に誘われ、ランニングを続けているうちに私のランニング熱が再燃しました。「限られた時間でどう効率的な練習をするか」とランニングのことばかり考えて、練習するのが楽しくて仕方ありませんでした。走っている時は仕事の悩みや不満も忘れられ、リフレッシュできました。
一時期、体調を崩してしまったことをキッカケに「ランニングを仕事にすれば、心の健康が保てるはず」と考え、退職してランニングクラブを設立。イベントを開催するようになりました。最初は人が集まるか不安もありましたが、やらずに後悔したくないと思って、この世界に飛び込みました。クラブ設立後は常に元気に仕事ができています。
今は平日に週3回の練習会と、週末にイベントを開催しています。私が心がけているのは、実力の差があってもできるだけ「一緒に走れる」内容にすることです。たとえば、当クラブで開催しているイベント「TrainGames SAGA」は、参加者全員が同じペースで1.3kmの周回コースを走る集団走です。毎回、距離はハーフでペースをその時々で替えています。キロ5分ペースで走る時は「サブスリーを目指している方はハーフのロング走、3時間30分を目指す方はマラソンペースの実践、サブフォー目標の方は5kmまでのチャレンジ」として、幅広いレベルのランナーが一緒に走れるようにしています。これは速いランナーの息遣いやフォームなどを肌で感じてトレーニングに取り組んでもらいたいからです。
このイベントでは昨年11月と今年5月に佐賀大学陸上部の学生たちに協力いただき、学生アスリートと一緒に走る機会を作ることもできました。イベント主催を通じて、市民ランナーのみなさんが元気に毎日を過ごせて、「成りたい自分」に近づけるお手伝いをしたいと思います。
九州ランナー交流会 in SAGA(7月31日(日))
ランナーなら知っておきたい「栄養講座」「姿勢づくりトレーニング」を指導。その後20mシャトルランでフルマラソンのタイム予測を行います。九州のランナー同士で交流しましょう!
受付:7月18日(月)まで
価格:2,000円
お申込みは
こちら
他にもモシコムではたくさんのミニイベントが開催中。
近くで開催されているイベントを検索してぜひ参加してみてください。
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さぁ、フルマラソン挑戦!
「30kmの壁」を突破する思考法
フルマラソン30km以降の失速を防ぐことは多くのランナーにとって永遠の課題。では、フルマラソンで失速しないランナーは何を考えてどんな行動をとっているのか。その理由を解明すべく、ランナーズ編集部はメールやSNSで「マラソンで失速しないランナー」にアンケートを実施しました。
失速しないランナーの分析に加え、スポーツ心理学研究者による失速対策法や運動生理学者による「失速しやすい条件」を解説。フルマラソンで快走したいランナーは必見です!
短期連載 100日間でサブフォー達成最終回
最終回の今号は「本番レース快走のために残り10日前から我慢すること×9」を解説します。
「直前まで練習を頑張りすぎる」「ドカ食いのカーボローディング」「宿泊先での長湯やサウナ」など、あてはまることはありませんか? サブフォー目標以外のランナーも参考になる内容です。
東京2025世界陸上競技選手権大会
ここが凄いぞ小林香菜選手!
東京2025世界陸上競技選手権大会が9月13日から21日に開催されました。
マラソンで女子の小林香菜選手(大塚製薬)が7位に入賞。小林選手は早稲田大学時代、「早稲田ホノルルマラソン完走会」というサークルに所属していました。サークル出身の元市民ランナーが世界陸上入賞にたどり着いた強さの裏側に迫ります。
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